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【デザインメンターの気づき01】デザイン成長のために自分の思考を知ろう

今日から、自分でデザインスクール運営をする上で、個人的な気づきを書き留めていく日誌を始めます。受講生から貰った悩みについて、掘り下げていきます!

最近またレッスンを持つようになり、先日卒業講評会では、受講生の大量のデザインラフ画に圧倒され迂闊にもうるうる。

このような受講生たちの思考プロセスの可視化ならぬ、日々デザインの相談やつまづきポイント、悩んでいる箇所などを数か月くらい見ていると、
人によって成長の仕方もスピードも理解までの落とし込みの思考プロセスも結構違うんだなあ…と感じます。

例えば、
人によっては、「自分でメンターの言う事を納得しないと前に進めない、わからないまま手をつけるのは気持ちが悪い」ということもいれば、
逆に「まず言われた通り、思考停止してでもいいからやってみよう、そこから何かわかることがあるかもしれない」と思ってやる人もいます。

この場合、成長するスピード的には、後者の方が圧倒的に早いです。

理解できなくても進む、が最初は必要

実は私は前者の人間で、ものすごく頑固なので「ここが納得いかない」と思うとそこに引っ掛かってしまい、前に進めないタイプでした。
「このルールが理解できないと、次に再現できないじゃないか」と思っていたんですよね。よく言えばめちゃくちゃ理論的なほうで、融通の利かない頑固者とも言えますが…

でもいまは、「1回2回で理解できるわけがないのだ。全てが明確にこうだからこう、という理屈で説明できるものではない。」というのは
おそらく、異文化で英語を学ぶ中で、理不尽な文法やらスラングやらに触れながら納得いかないまでもしぶしぶついていくうちに、なんとなく感覚が掴めてきたという感じでした。

こんな感じで、デザインにおいても実務経験や、他の関連するベース知識がない学び始めの段階では、講師の言う内容を理解できるようなことは、おそらくほんの少しでしょう。

この人に教えるという経験を経て、理解というのはいつも、単独の点ではなく、複雑に絡み合った無数の点と点をつなぐことができて、はじめて実質的にわかるものだよなあ、と私も実感するようになりました。
自分の経験がないことに関しては、どんな言葉でわかりやすく伝えられても「何となくわかったような気持ちになる」だけで、ストンと落ち込むことはなかなかないですよね。
なので、まず「こうだからやってみてね」のアドバイスを「じゃあ試してみるか」と行動して、初めて落とし込むことができるんだと思います。

向いている向いてない、という話ではなく、柔軟さがあるほうが早く伸びる

でも、問題はデザインとはいつもクライアントやユーザーありきなので、制作しただけだとその経験が積みづらい、というところで理数系のようにしっかりはっきり明確な答えがないと納得できないという人は、課題だから特にそうなんだと感じます。

おそらく全ての講師は、手を変え品を変え言葉の言い回しを変え、比喩を用いて何とか感覚やこうだからこうなんだよ、を伝えようとしているのだろうな…と
すべての講師という方々に対して改めてリスペクトを持つこのごろです。

私のように、一旦納得いかないまでも一定期間ついていって経験を重ねると「こういうことか」と分かってくるので、デザインに向いている向いていない、という話では全然ないのでご安心を!(頑固な私でもできているので…)

今後も、日々気づきをゆるゆるアウトプットしていきたいと思います。

全然関係ないけどデザイントースト受講生や皆が書いた記事マガジン、ついに記事が101本になりました!嬉しいですね。

次回デザインメンターの気づき02はこちら↓



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