ぴょん

音楽とカレーと小説が好き

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無くしたくないもの

ハジマザこと"OSAKA HAZIKETEMAZARE"に参戦してきました! 感想を簡潔にいうと最高だった 私が行ったのは2日目でしたが1日目になんかあったみたいです。 Twitterみたら猪狩さんがアフリカの森林くらい燃えてるし日曜日行くのやめるとかいうツイートがあるし、あらまあという感じでした。 若干不安をもったまま2日目に挑みました。そしたら不安なんて全然いらなかったしどのバンドも猪狩さんへの愛あるイジリの連発。ヘイスミ までつなげますとバンドマン同士の絆がみえ

    • シーグラス

       長い道を進み海へ向かう。この道を通ったのは何度目だろうか。いつも通り助手席に彼女を乗せ、好きなバンドの曲を聴きながら向かっている。いつもと違うのは会話が少ないということだろうか。   車を停め、ドアを開けて身体をのばす。「風が気持ちいいね。」そう言いながら彼女もまた、身体を伸ばしていた。  夏も終わりに近く、日も暮れてきているからか他に人はいない。階段を降り、海辺へ進む。歩いていると彼女は「あった!」としゃがみ込む。そしてシーグラスを拾い、それを夕陽にかざす。その姿を見

      • しらんぷり

         新幹線に揺られ長く暗いトンネルを抜けた。ここから新しい生活が始まるのだと。  1人地元を離れ、のどかな風景に囲まれた土地へとやってきた。多少の不安もあったが親元を離れ、監視の目を逃れられたという喜びの方が大きかったように思える。新しい鍵を取り出し、扉を開ける。その時から7畳のあまり広くはない1kの部屋が新しい私の城となった。好きな本、好きな音楽でいっぱいにしよう。4年間勉強をするという目的はそっちのけで頭の中はそのことばかりだった。  一人暮らしを始め、友人と映画を観て

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