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人生を立て直せ!製造業界面接必勝マニュアル

年収平均わずか200万円、そんな非正規雇用の沼にハマって苦しむ若者、サービス残業休日出勤当たり前のブラック企業に捕まってしまったアラサー、ロスジェネバイトリーダーとして十数年頑張ってきたのにコロナで梯子を外されたアラフォーおじさん……そんな仕事に恵まれなかった男たちに残された最後の希望、正社員への蜘蛛の糸、それが”製造業界”だ。

自宅でゆっくりコーヒーを飲みながらパソコンをポチポチしてお金が稼げる頭脳のIT業界、学歴とコミュ力と無尽蔵の体力で大金を稼げるコンサル業界、太い実家の融資を武器に資産を増やす投資家、立派な学歴を持ち一部上場企業に入社し順風満帆な人生を送るハイスぺ高学歴、その他にも医者、公務員、不動産ツーブロックゴリラ……SNSを見れば様々な勝ち組男女が目に入ってくるだろう。

しかしこれらのキラキラ職を徒手空拳の非正規雇用男女が手に入れることは非常に難しい。なぜなら良い待遇と高い給与を与えてくれる仕事はどれも乗り越えなければならない大きなハードルがあるからだ。学歴、コミュ力、体力、資格、コネ……それらを持たないからこそ苦しむ非正規雇用にとってキラキラ職は高嶺の花と言わざるを得ない。

そうなってくると何も持たない人間でも雇ってくれる業界に行くしかないわけだが、誰でもウェルカムな業界にはブラック気質な会社も多い。できることなら少しでも待遇が良く、残業代をきっちり払ってくれて、福利厚生もある程度は用意してくれる、そんな業界へ就職したい。

そんな人々におすすめなのが製造業界である。過去の記事にも書いたとおり、製造業界は不人気業界の中でも末端社員にかなり”まし”な給与や福利厚生、休日日数を与えてくれる業界なのだ。

そしてそんな製造業界の中で最も就職のハードルの低い職業が現場のオペレーター職だ。みんな大好きフォークリフトに乗ってパレットに乗った荷を運んだり、工作機械を所定の順番で操作し製品を作ったり、ラインに流れてくる機会にインパクトドライバーでパーツを取り付けたりする。昼休みには薄暗い食堂で作業服を着たまま仕出し弁当や社食のからあげ定食を頬張る。はっきりいってキラキラとは無縁の職場だ。中で働く人間として不人気なのにも納得である。

しかしだからこそ!未経験者の人間でも入り込む余地があるし、年収400万を稼げる可能性が高いのだ。特別な能力がない人間が安定して年収400万と福利厚生のしっかりした会社に就職するためには、不人気業界こそが狙い目なのだ。しかも製造業界は今比較的好景気であり、人手を増やそうとしている会社も多い。いつ景気の波が反転するかはわからないが、2023年末の現時点ではまだ確変はギリギリ続いている。狙うなら今だ。

しかしそんな空手の人間でも快く受け入れてくれる製造業界であったとしても、職を手に入れるためには一つだけ越えなければならない壁が存在する。それが”面接”である。

いくら不人気業界でネットで求人募集をかけても中々20代が来ない業界とはいえ、雇う側も出来る限りしっかりものの新入社員を雇いたいと願っている。フォークリフトで何度も柱に激突したり、現場でつかみ合いの喧嘩をして壁を殴って骨折するような人間を雇ってしまっては工場の人間全員が危険にさらされる。面接官も少ない応募から少しでも良い人材を獲得しようと必死である。

筆者は製造業界に長年勤務し、面接される側、する側ともに経験している。その経験から、製造業界の面接をクリアするためにやるべきことと、逆にやってはいけないことについて解説していこう。製造業界面接必勝マニュアルがこれだ!

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