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学び直し!英会話フレーズ100📝#094 I can tell.

Hello Japan from Australia!  ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
ゆずぽんのイングリッシュレッスン、略してPonglish!
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、即戦力になるフレーズをご紹介していきますので、お楽しみに!
Let's enjoy Ponglish!

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【Review】

前回は、個人の中の2つの性質を比べる時の言い方を学びましたね。「彼女はキレイというより可愛い系だよね」と英語で言ってみましょう!

She is more cute than beautiful.

-er/moreのざっくり6文字ルールを丸無視する言い方をするんでしたね。
後半は、これをさらに応用すると名詞も置けちゃうよ、なんて話もしました。最新のスパイダーマンのキャスト2人のおすすめ動画もご紹介したんでしたね。

【Today's Phrase】

さて、今回はまたお得意の短い相槌シリーズ(?)です。

I can tell.
見ればわかる。

Tell me …などのように、tellの後ろには普段何かしら続いていることが多いと思いますが、今回の表現ではtellで終わりです。何かが省略されているわけではありません。

今回のtellは、訳にも出したように「分かる」という意味で使われています。「tell:伝える」と暗記していた人にとっては意外かもしれませんが、今日のフレーズの意味でのtellも結構日常英会話でも使います。

I can't tell the difference.
違いがわからない。

これは「伝える」が「分かる」になるいい例かと思います。誰かに何かを「伝えられる」ということは、それがなんだか「分かっている」ということなんですね。「区別する」という意味では、distinguishという動詞もありますが、これは日常会話ではかなり固く聞こえるので、これのカジュアルバージョンがtellだと考えていいと思います。

このtellは、よくfromと一緒に使われます。なにか”から”違いを区別するからですね。

My cat can tell my voice from others.
うちの猫は私の声を(他の人のと)聞き分けられる。

うちの猫さんが、「これはゆずの声だ!」と伝えてくれるわけではありません。(そんなことが起こったら嬉しいですが)ただ、彼の反応を見るに、「区別がついている」と判断したから、主語が猫でもtellを使い、「分かる」と表現しているんですね。

【Tell vs Say vs Talk vs Speak】

さて、ここでは満を持して(?)「4大話す動詞」の違いを本当にざーっくりと解説していこうと思います。例の如く「コアイメージ」を掴んでもらう魂胆です。

タイトルの4つの動詞は全て言葉で話すことに関する基本動詞です。
これまた英語と日本語の違いの1つなのですが、日本語が「様子+動作」で表すことを、英語は動詞1語に情報を圧縮する傾向があります。

分かりやすい例では、移動に関する動詞がわかりやすいかと思います。
goを最も基本的な移動を表す動詞として、walkを使えばその移動手段が徒歩だったことが、flyを使えば飛んでいったことが、driveを使えば車やバイクを運転していったことがわかりますよね。walk/fly/driveを使う場合、goを言う必要はありません。

walk=go+on foot
fly=go+by plane
drive=go+by car

数学的に(!?)表すなら、こんな風になっているので、これらを使うときにgoも一緒に言うと、「頭痛が痛い」とか、「雪崩が崩れた」などのような、重複した違和感を感じます。

英語の動詞の数が多いのはこのためで、逆に日本語は様子を表す副詞や擬態語・擬音語が多い言語だと言われています。

今回のテーマも、これと同じです。同じ「話す」でも、「どんなふうに話したのか」によって動詞自体を分けてしまうんですね。動詞ごとの細かい使い方までここで解説しているとキリがないので、まずはざっくりイメージをご紹介します。

Tell:情報を”理解して”渡す  Say:情報を”そのまま"発する
Talk:言葉をやりとりする    Speak:言葉を発する

T始まりの2単語には「相手の存在」が前提にあります。
一方で、S始まりの2単語にはそれはなく、「発する」ことが大切になっています。

TellとSayの共通点は「情報伝達」に焦点が置かれていること、
talkとspeakの共通点は、「発話行為」に焦点が置かれていること

これらを踏まえて、以下の例文を見て違いを感じていただければと思います。

The book tells us the importance of friendship.
この本は私たちに友情の大切さを教えてくれる。

The weather forecast says that it will be colder today than yesterday.
天気予報では、今日は昨日より寒くなると言っている。

We normally talk about our favorite books.
私たちは普段お気に入りの本について話している。

He speaks very fast.
彼はとても早く喋る。

【Let's Try!】

今日も問題に取り組んでいきましょう!

①A:Did something good happen?
 B:How did you know that!?
 A:(      )

 A:何かいいことでもあった?
 B:なんで分かるの!?
 A:そりゃあね。

②おばあちゃんにはsnowmanとsix stonesの違いがわかんない。

③あなたの家族について教えてよ。

【Sample Answer】

今日もあなたは素晴らしい!

①I can tell. /I knew it.

 ドヤ顔で言えばこんな意訳にもなりますね。

②My grandma can't tell snowman from six stones.

 孫と祖父母じゃなくても、親世代にはわからない違いみたいなのってそこらじゅうにありますよね。

③Tell me about your family.

 日本語では「教えて」となっていますが、この場合は"授業"をするわけではないので、teachではなくtellを使います。超簡単な見分け方は、teacherがすることに使うのがteachです。今回は話題から見て「伝える」のニュアンスなので、tellを使いましょう。

これ、意外と英語圏では一般的な会話の始まり方だったりします。わかりやすく家族を大事にする文化があるんですよね。私も職場の同僚のAussieから何回か聞かれました。意外と家族について話すことってないので、話の持っていき方に困りました。

Today’s lesson is over. Thank you for reading!
Honestly I couldn't tell crocodiles from alligators before coming to Cairns.
Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و

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