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学び直し!英会話フレーズ100📝#100 I've had enough!

Hello Japan from Australia!  ケアンズからお送りしています、ゆずぽんの「学び直し英会話フレーズ100!」
ゆずぽんのイングリッシュレッスン、略してPonglish!
『塾講師10年の知識』と『現地での実体験』を組み合わせ、即戦力になるフレーズをご紹介していきますので、お楽しみに!
Let's enjoy Ponglish!

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【Review】

前回はことわざをご紹介したのでちょっと長い1文でしたね。「覆水盆に返らず」の英語バージョンでした。

It's no use crying over split milk.

覚えてましたか?こうやって前回のフレーズを思い出すのも、今日が最後です!何しろ『学び直し!英会話フレーズ100』もついに最終回ですから。

【Today's Phrase】

さて、今回は最終回にふさわしい一言をご用意しましたよ!

I've had enough!
もう十分!

100作り終わった私の正直な気持ちですね笑。やっぱりこれを使う場面は、何かやりきってスッキリしているか、繰り返しの出来事にうんざりしたときのどちらかですかね。もしくは満腹の時にも使ったりします。

実際のレストランでの会話をご紹介しますね。

Y:Excuse me, would you like to have another drink or dessert? 
C:Oh, we've had enough. Thank you. Could we please get the bill?

Y:失礼します。お飲み物のおかわりやデザートはいかがですか?
C:ああ、もうお腹いっぱいです。ありがとう。お会計お願いします。

お店の売上には貢献できていませんね笑。

How many times do I have to tell you to put your lunch box in the kitchen sink!? I've had enough! You have to wash it by yourself from now on!

お弁当箱は流しに出してって何回言えばいいの!?もうたくさん。今度から自分で洗ってよね!

はい、私の学生時代ですね。同じように頻繁にカバンにお弁当箱を放置する父には、ぶつくさ言いながらも予備を用意して対応していたのに、私にはこの仕打ちというのはちょっと不公平だったのでは、などとこれを書きながら思っていました。

何に対してか、まで言いたい場合は、ofを置いて続ければOKです。

I had had enough of hearing my mother complaining about her husband.
母が父への不満を言うのを聞くのはもううんざりだったんです。

こんな風に、「もう十分」と思ったのが過去なのであれば、haveをhadに変えれば表現できます。過去完了というやつですね。

え?We've had enough of your complaint about your parents.って?すみません😂とんだ特大ブーメランを投げてしまいましたね。

お詫びに(?)最後の例は励ましに使うパターンで締めたいと思います。

A: I can't stop thinking if there were more things I could do for them…
B:You'd had enough. Don't be so hard on yourself.

A:彼らのためにもっとできることがあったんじゃないかって考えちゃうんだよね…。
B:君は十分良くやったよ。そんなに自分に辛く当たらないで。

どうしても後悔が残ってしまう出来事に対しては、自分に言い聞かせてもいいかもしれません。
I'd had enough.

【How to Use "Enough"?】

さて、最終回と言っても、いつも通り文法系の解説をしていこうと思います。enoughは、副詞の中でも若干使い方がトリッキーなんです。その前に、簡単に形容詞と副詞の違いを確認しておきましょう。

形容詞:名詞を説明する
副詞:名詞以外(動詞・形容詞・副詞・文)を説明する

こいつら2人(品詞)をお笑いコンビ「修飾語」とでも名付けるなら、形容詞はコンビの目立つ方で、副詞が「じゃない方」と呼ばれてしまう方ですね。形容詞の方がわがままで名詞しか説明しないので、仕方なく他の全てを副詞が担っているんですが、その面倒見の良さが災いして学習者からは「わかりにくい」と言われてしまうという…。まさに器用貧乏です。

さて、今日の単語enoughは、このどちらとしても使えます。fastやearlyなんかと同じですね。

He is a fast eater. (形容詞)
He eats fast. (副詞)

形容詞enoughは特に問題なく、他の形容詞と同じように使うことができます。
I wish I could have enough money to buy a latest i-phone!
アイフォンの最新機種が買えるだけのお金があったらなぁ!

気をつけなければいけないのは、enoughが副詞として、形容詞や他の副詞を説明する場合です。
例えば、veryやtooなどの副詞は、形容詞や他の副詞を前から修飾します。太字になっている単語が、それぞれ修飾されている単語ですね。

I am very happy.
She walks too slowly.

ところが、enoughはこの使い方をするときに、修飾したい単語の後ろにくるんです。

This rope is very long.
This rope is long enough.

veryとenoughはどちらも副詞としてlongを修飾しているのですが、enoughだけは後ろからの修飾になります。

会話での相槌では、こんな言い方もありますよ。

Fair enough.
確かにね。

十分にフェア(公平)だ、つまりはmake senseと似ていて納得したり筋が通っていると感じた時にいう一言です。

【Let's Use!】

さて、今回も今日のフレーズを使ってもらいたいと思います!
私からの質問に答えてみてください。

What have you had enough of?

【Sample Answer】

I have had enough of seaweed salad. I was addicted though.

I have had enough of putting up with him!

I have had enough of being strict with myself.

ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
少しでも「英語って案外面白いのかも」「へぇ〜それでもいいんだ」「英語って意外と怖くない」なんていう風に感じていただけたら、望外の喜びです。

Today’s lesson is over. Thank you for reading!
I will never say "I've had enough of telling how interesting learning English is".
Have a happy day with Ponglish٩( ᐛ )و

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