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『映画の名作とファッションの銘品』 VOL.2

皆さんこんにちは!ぽんこついんずです☺
私達は、ファッションやクリエーション、ラーメン、酒ネタを発信している30代女子双子コンビです。ひょんなことから、ブログを覗いていただきありがとうございます。ファッション好きの私達。実は、ファッションとの出会いは、小学生の頃に出会った映画が起源。そこで、映画の名シーンを彩るファッションにフォーカスを当て、「記憶に残るファッション」を辿っていこうという企画。初回は下記からどうぞ!

さて今回は、第2回。どんなアイテムが登場するでしょうか?


「70年代ファッションの教科書的作品」

まず、この作品。2000年公開、アメリカ青春映画「あの頃ペニーレインと」音楽好きなら必ず通る雑誌「ローリング・ストーン」の記者に若干15歳で採用され、ロックバンドのツアーに同行した監督の青春時代の実体験が元になった映画。まだご覧になっていない方は下記からどうぞ!

この映画の舞台は70年代。男女の古い価値観が当たり前だった時代です。だからこそ、バンドにリスペクトを感じ、自分はバンドエンドだ!とファンの女子軍団の取り巻きの中で差別化的発言をし、バンドメンバーに気に入られるペニーレインは、映画の中で新鮮に映る。また、まだ10代だというのに自分を魅力的に見せる方法を知り、意思のあるファッションに時代性を感じる。70年代はベトナム戦争によるラブ&ピースが叫ばれた。ファッションもその流れにのり「多様性」を重んじるようになる。ヒッピーやフォークロア、ボヘミアンなど、様々な民族衣装をベースにしたファッションアイテムがトレンドになっていった。特に、花柄のウェスタンブーツを主役に持ってきたファッションは、「ボヘミアンファッション」などと言われ、日本のファッション界でもブームになった。まさに、70年代ファッショントレンドの教科書ともいえるこの作品。個人的には、女性を軽視している描写が多くあり好きとは言えないが…。この時代だからしょうがないですね。


「ファッションロゴの到来を見る映画」

続いてはこちら!知らない人はほとんどいないのではという程有名なSF映画の決定版、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」1985年公開のアメリカ映画です。主人公マーティが、エメット博士の発明したタイムマシンで、30年前にタイムスリップするというパロディも沢山ある名映画。一応、こちらで見れますのでまだの人はどうぞ!

主人公マーティンが生きる1985年と、タイムスリップした30年前の1955年のブランドの価値感の違いが、本当に興味深いんです。偶然なことに1955年は、マーティンの母親が父親と出会い結婚する年。ある出来事がきっかけで両親は出会い、恋に落ちるのですがマーティンが知らずそのきっかけを壊してしまい事故に遭う。付き添い看病した母親は、マーティンの事を「カルバン」と呼ぶんです。それは、マーティンがカルバンクラインのブランドロゴ入りのボクサーパンツを履いていたからでした。カルバンクラインが下着を発売したのは1981年。つまり、母親からしたら自分の名前を下着に書いて履いている少年としか映らなかったということです。まるで、幼稚園生のお泊り会のようですよねwファッションブランドの名前ばかりが一人歩きするきっかけとなったライセンシービジネスも高田賢三氏がきっかけと言われており、1970年代後半から。ぱっとみた服をブランドロゴと判断する時代とそうでなかった時代。ほんの30年でも、こんなにファッションは変化をもたらしたんだなぁと感慨深くなる作品でした。


「ファッションは自己表現の1つだと教えてくれる映画」

続いてはこの作品。1999年公開のアメリカ映画。不眠症という悩みを持つ主人公ジャックが、謎の男テイラーに導かれるまま、謎の秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。暴力が麻薬のようになり、暴力に依存し果てには…。最後の最後に大どんでん返しがある為、ここから先は言えないですwまだの方はこちらからどうぞ!

この映画の衣装の魅力と言えば、ブラッドピット演じるテイラーの衣装、公開から20年以上たった今でも人気で、完全に再現したレプリカの通販サイトまであるくらいなんです。(劇中で着用しているのは、既成服ではなく衣装担当のオリジナルと言われてます。)特に、赤のレザージャケットは男らしさや強さを象徴するアイテムとして、主人公のジャックも彼に憧れます。「この人みたいになりたい。」そう思ってお洒落の真似をされる程、服に着られない生き方って本当にかっこいいですよね。


「温故知新を考えるブランドと銘品を感じる映画」

続いてこちらの映画。アメリカ文学の巨匠フランシス・スコット・フィッツジェラルド原作の映画「華麗なるギャツビー」。1974年に初公開され、2013年にはレオナルドディカプリオ主演で、リメイク版が公開されました。主人公ニックは、隣に住む謎のセレブのギャッツビーと少しづつ仲良くなり、彼の中には一人の女性への思いがある事を知る。ニック経由で、彼女と再開できたギャッツビーだが、一途に彼女に思いを寄せるギャッツビーに反し、彼女は、一筋縄では落ちない。そんな中、悲劇が待ち受けてしまう。まだご覧になっていない方は下記からチェックしてください!

この2作の衣装を手がけたブランドの関係性は、実に興味深い。ラルフ・ローレンとは、元はブルックス・ブラザーズのネクタイ部門の販売を担当する社員なのです。それが、自身のアイデアで、贅沢な素材を使った4インチ幅のワイドタイを発案し大ヒット。それがきっかけで引き抜かれ、自身のブランドを立ち上げるまでになります。

ラルフローレンがレディースのコレクションを立ち上げた翌年に、衣装デザインを担当したのがこの映画なのです。この衣装では、原作小説『グレイト・ギャツビー』が生まれた1925年頃のメンズファッションの忠実なレプリカではなく、ギャツビー・ルックという代名詞がつくスタイルを生み出しました。その代表的なのが、クラシカルで洗練されながらも、斬新で現代的なピンクの麻のスーツです。
かたや、2013年のリメイク版は、ラルフローレンの古巣であるブルックスブラザーズが担当。原作者フィッツジェラルド愛用していたブランドとしても知られており、フィッツジェラルドが描いた1920年代の世界観をそのまま、現代的に蘇らせた感じと言えます。スーツというものは本当に「古きを温めて新しきを知る」ものですよね。

「ジョブスが愛した銘品を知る映画」

今回最後にご紹介する映画作品がこちら!2015年公開、アップル社共同設立者の伝記映画「スティーブ・ジョブズ」2011年56歳という若さでこの世を去ったIT業界の神様は、どのようなモノを吸収し、この世界を変えるほどの革新的な製品を生み出したのかが知れる1本。まだの方はこちらからどうぞ!

彼がメディアに出る時、いつも同じような洋服を着ていました。その理由を彼はこう放ってます。「今日なにを身に着けるかという選択に頭を使いたくなかったからだ。」それだけ、彼は優先度の高い選択を常に迫られながら生きていたのだろう。そんな彼が制服のように「選択」したアイテムがある。それが黒のタートルネック。ブランドは「イッセイミヤケ」のモノだと言われてます。無駄のないシンプルで機能的プロダクトを作ってきたジョブスだからこそ、このイッセイミヤケのタートルネックがいかに着やすくて、かつ機能的だったかを感じますね。



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今回はVOL.2をお届けしました。

映画作品の楽しみ方がまた広がりましたね。
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