「そうだ、京都へ行こう」でお馴染み建仁寺
少し時間が経ってしまいましたが、京都旅行記の続きです。
今回は京都最古の禅寺、建仁寺です。
法堂へ行く前の放生池では、ちょうど蓮の花が迎え入れてくれました。
建仁寺は、1202年に源頼家が寺域を寄進し、栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立されました。
栄西は臨済宗の開祖として有名ですが、日本茶を勉強している私にとっても重要人物なのです。
栄西は、日本最初の茶書である「喫茶養生記」を著したり、背振山に茶園を開いたり・・・と、茶に関して大きな足跡を残しています。
茶に関わり深い栄西だけあって、建仁寺の植え込みは、チャノキでした。
それでは、早速本坊へ・・
一番有名な風景としては本坊の中庭。
緑が美しく、背景に見える畳の部屋、芸術的な石、全てがアート作品のようで、「そうだ、京都へ行こう」でお馴染み、JRのCMでもこの美しい風景が使用されています。
夏真っ盛りなこの時期にも、風が流れて、自然のクーラーが効いていました。
少しの間この美しい風景を見ながら、ぼ~っと涼みながら過ごし、この贅沢な時間を過ごせている豊かさに、感謝の気持ちが湧き出てきました。
日本庭園の風景は、ゆったりとした時の流れを感じさせてくれるので、自分の気持ちを内観したい方にはオススメです。
庭を存分に味わった後は、法堂へ
7月の猛暑の中、法堂へ抜ける廊下も風が通り、信じられないくらい涼しく、日本の昔の建物は、自然の力をうまく利用し設計されているのだと感心しました。
こちらの双龍図は、建仁寺創建800年を記念して、2002年4月に、小泉淳作画伯の筆により完成したものとの事です。
襖絵は、重要文化財とされています。
本坊の横、方丈前には見事な枯山水庭園があります。
枯山水とは、水がない場所で石や砂、植物、地形を利用して水の流れを表現しています。
キレイな○です。
確かに水がなくても、池があるような気がします。
川の流れのような模様も、ここまでキレイに作れるのは、きっと相当な技術が必要でしょう。
窓から枯山水庭園を覗いてみると、額縁に飾られた絵画のようです。
建仁寺はメジャーな観光スポットで、サラッと通り過ぎてしまいがちでしたが、ゆっくり堪能することで、和の風景や和の心を感じる事のできる素敵な場所だと改めて思いました。
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以前の京都記事も是非ご覧ください。
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