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お知らせと、5年前の私のことと。



というわけで白泉社kodomoe webさんで、「先生、あの日あの時」という連載がスタートします。

私たちが一番最初に密接に関わる家族以外の大人「先生」という存在。彼らの言葉って意外と私たちの人生に影響を与えていたりしませんか?これは、些細だけど大切な先生たちの記憶のドラマを集めていく物語です。

実はこのお話、5年前にnoteの創作大賞に出したものがベースになっています。私はそれまで別に絵で食べてきたわけでもなく、手遊びで育児漫画をたまに描いている程度。でもnote大賞(その時は第二回だったかな)の募集を見て「今の実力いっぱい頑張って描いたらどこまでいけるか」急に試したくなり、描いたのが『先生あのね』という漫画でした。

当時は娘が3歳なったばかり。しかもワンオペ英国暮らし。ロンドンの古いフラットのキッチンで夜中までかかって描いて、血眼で提出したのを覚えています。これが私の実力。これが私の精一杯。これが私の思い。これが私の描きたいこと。

結果は一次選考通過止まり。最終選考を越えられなかったことに気づいた時、とっても悲しくて、近所のセインズベリー(英国のスーパー)で大量にスコーン買ってやけ食い。「そりゃそうだよな、こんなに頑張っても今までずっと絵を勉強してきた人やセンスの良い人たちに勝てるはずがないんだ…私みたいな一介の主婦がヨォ…」とおセンチになりながら眠りにつきましたが、この創作漫画をきっかけに、本当に「漫画を描くこと」が楽しくなった気がします。だからやめられなかった。

その後も私は(別にお金になるわけでもないのに笑)SNSやnote中心にセコセコと漫画を描き続けていました。すごく楽しかった。今も楽しいです。


とかなんとかやっているうちに。

あの憧れのkodomoeさんの育児漫画コンテスト(https://manga-lab.net/contest/218)で賞をいただき、その際に編集さんがnoteから「先生あのね」を見つけてくださって、この度連載させていただくことになったのでした。
実にnote大賞に出してから5年目のことです。

5年!あの時3歳だった娘は今小学校3年生。赤ちゃんに毛が生えた程度だった子供が、字を覚え分数をやり始めるぐらい成長したけど、私も頑張ったぞ。5年前のあの時結局賞は取れなくてエンエン泣いたけど、血眼になって実力を出し切った漫画は、無駄にならなかったぞ。

そしてnoteという場所に感謝します。創作の場所をくれてありがとう。あと仕事もくれてありがとう笑 cf. https://note.com/ponpoco_pounds/n/n00224046b178
(またください。ニコッ…)

何はともあれ皆様、「先生、あの日あの時」読んでください。コミックエッセイではなくて創作ではありますが、幾つかは実話をもとにしているものも。これを読んで「そういえば…」とみなさんもあの日あの時の先生のことを思い出すきっかけになったら嬉しいです。

これはインスタ告知用にバタバタと描いたやつ。字が汚いのはご愛嬌ということで…



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