読んだ本まとめ|2020年5月
5月はなんだか忙しさが続いていて、気づいたら月末だ...!
駆け足だけど読書の記録をして終えよう。
1. 竜馬がゆく(全8巻)|司馬遼太郎(文春文庫)
ゴールデンウィークに「まだ読んでいない長編名作を読もう!」と思い立ち購入。
日本史は中学校で習った程度の知識で、坂本竜馬と言えば「土佐出身で、薩長同盟・無血革命に尽力した人?」くらいの知識しかなかったのですが...
当時の背景などを知ると、もう...
土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇跡の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。
(文藝春秋BOOKSより)
いまの時代に坂本竜馬がもしいたら...なんて考えたり。
今生きている私たちは、もう「日本人」を超えて「地球人」なのかな。
2. ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー|ブレイディみかこ(新潮社)
ずっと気になっていたのを、ついに読みました。この先、隣にいてほしいような作品でした。
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
(新潮社Webサイトより)
このインタビュー記事(全3回)は、エンパシーの話やダニエルくんの話、多様性の話など、本の中で特に印象に残ったエピソードが詰まっていました。これだけでもぜひ読んでほしい。
3. アルケミスト|パウロ・コエーリョ(角川文庫)
これも、まだ読んでいない名作を読もう第2弾。
不思議で、美しいお話。夜眠る前に読みたいような作品でした。
半飼いの少年サンチャゴは、その夜もまた同じ夢を見た。一週間前にも見た、ピラミッドに宝物が隠されているという夢――。少年は夢を信じ、飼っていた羊たちを売り、ひとりエジプトに向かって旅にでる。
アンダルシアの平原を出て、砂漠を越え、不思議な老人や錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れをとおし、少年は人生の知恵を学んでいく。
「前兆に従うこと」「心の声を聞くこと」「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれること」――。
長い旅のあと、ようやくたどり着いたピラミッドで、少年を待ち受けていたものとは――。人生の本当に大切なものを教えてくれる愛と勇気の物語。
(KADOKAWA オフィシャルサイトより)
なかなかまだ旅には出られないご時世ですが、本や音楽でおうちにいながら旅気分を味わうのも良いものだな、と思う今日この頃です。
4. ノンデザイナーズ・デザインブック|Robin Williams (マイナビ出版)
会社で週に1度開催している「ゼミ」。わたしは「デザイン基本ゼミ」を受講し、そこで教科書になっていたのがこの1冊。
デザインの「4つの基本原則」。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。
プロではなくても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい。
そんなあなたのための、デザインの基本書です。
(マイナビBOOKSより)
なんとなく「こうした方が良いな」と思っていたことの、裏側が少し言葉にできるようになった気がします。デザイン会社に務める者として、基本的な知識をつけることはもちろん、素敵なものを伝える力をつけていかねば。
以上。
6月も素敵な本に出会えると良いな。