見出し画像

「育成」のちょうどよいゴール設定とは?

こんにちは。

突然ですが、育成のゴール設定ってどこにおいてますか?

「結果がでること」とすると、ワシが育てた感が出て、すごく育成した感じがします。しかし、大抵の場合は本質的な結果が出るまで時間がかかるもの。また、結果を出すには運も必要であり、なんだかちょっとズレてしまう感じです。

「スキルが身につくこと」だとどうでしょう。なんかそれっぽくはなりますが、結果が出せてないですからね。なかなか、「このスキルだけあれば、結果がでる」なんてものは多くありません。

このバランス感覚が難しくてあれこれ悩んだのですが、
ちょうどよいゴール設定は「上司が、仕事を任せられること」かな、と思いました。

「仕事を任せられる」って?

人を育成する、とは、誰かに代わりに仕事をやってもらうということです。

しかし仕事には、色んな想定外のことが起こります。
それをいちいち、上司は予測することなんてできません。また、いちいち指示をしないといけないなら、「俺がやったほうが早いぜ!」となります。

となると、「どんな問題が起きても、適切に対処できるだろう」「必要なら、俺にアラートを挙げてくれるだろう」と思える人に、仕事をやってほしくなります。
これがつまり、「上司が、仕事を任せられる状態」なんだと思います。

「仕事を任せられる状態」とは?

では、どうしたら仕事を任せられるのでしょうか。
わからないので、ChatGPTに聞いてみたら、以下の回答が返ってきました。

  • 部下に、適切なスキルと知識があること

  • 部下に、信頼性と責任感があること

  • 適切なサポート体制があること

  • 部下に、自己管理能力があること

  • 部下に、問題解決能力があること


ふうむ。なるほど。

たしかにスキルと知識がないと、任せることができません。逆に、スキルと知識があっても、こちらが責任感があると思ってないと任せることもできませんね。
スキルと知識、信頼性と責任感は、どれも必要そうです。

また、これは盲点になりやすいですが、本人だけでモノゴトが進むわけではありません。任せる仕事のレベルに応じて、サポート体制もセットで設計してあげないと、任せることはできないですね。

これは部下のポータブルスキルに近いかもしれませんが、自己管理能力(タスク管理やリソース調整)や問題解決能力(自分で解決すること、上司を適切に頼って解決すること)がないケースも問題です。
柔軟に対応できず、気づいたら時間がすごくかかっている、という人には、任せることができませんね。

「任せようとする」前に、設計を。

任せられる状態を作るために、事前に設計ができそうです。

まずは、任せる仕事の設計。仕事のレベルを設計し、レベルに応じて必要なスキルと知識を決めます。そして、部下のベーススキルに応じて、サポート体制を決めます。

たったこれだけで、より育成が上手くいくようになります。


以上です。またどこかで!

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?