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30歳の僕にとっての「仕事」

「仕事とはなんなの?」を考えないとやってられない歳

社内日報のひとつに、目が留まった。

話が変わりますが、「私にとって、結局仕事ってなんだろう?」と最近ずっと問うています😒 (病んでいるわけではないので、ご安心ください!)

正直まだ答えが見えてないのですが、でもいまの自分としては、目の前にある期待にちゃんと一つ一つ応えていくことでそれが見えてくると信じ、向き合っていこう決めように、やっぱり帰ってきます👀

Mさん(掲載許可ちゃんともらった)

彼女は年齢・社会人経験が僕と同じくらい。んー、たしかにこういう問を僕も何度か考えてきた覚えがある。それなのに、パッと答えが浮かばない。


新卒で入社したのがベンチャーというのもあり、眼の前のことに必死になっていた時期もあった。けど、徐々にチャレンジの大きさからしんどくなり、体調やメンタルを崩すことが増えていった。

アイスを食べるとか、そんなだましだましの対応ではやれなくなり、「仕事とはなんなの?」「何のために仕事をしているの?」みたいな問に答えようとしながら、でも部分的にしかわからなくて。それでも少しずつだけど、周囲の力やインプットをしながら、こういう問に自分の思想や哲学が構築されていったような感覚。

そう。「都度」考えてきたので、整理されてない。
今後どんどんアップデートされると思うけど、改めて30歳の今の答えを、整理してみようと思った。


「自分が幸せになる」手段の一つ

僕は、「おりこう」でいるように子ども時代を過ごしてしまったこと、内向的がゆえに外の世界に刺激をもらう機会が少なかったこともあって、あんまり欲望がなかった。

(ありがたいことに)お金にも困っておらず、子どもがほしいわけでもない、高い車に興味があるわけでもない。なんとなく仕事をし、なんとなく人付き合いがあり、、、。
社会人歴が浅い当時は、「社会」にただ流されていたような気がする。


そんな中で、友人(今の妻)が教えてくれたのが、「自分が幸せになる、を生きている目的にする」だった。

それは、言われてみれば当然で、とはいえ当然すぎて意識していなかった。仕事ばかりしていることにどこか違和感があった自分にとって、なんだか耳に残る言葉だった。

社会人2年目の終わりにメンタルがやられて産業医面談をしたタイミングがあった。先生と話したり人事と話す中で、周囲の評価に振り回され、自分を大事にしていないことに気づいた。
それからは、この「自分が幸せになる、を生きている目的にする」という考え方を大事にしている。

これを受け入れると、仕事とは「自分が幸せになる、その手段の一つ」と考えるようになった。
では、そういうニュアンスでの仕事には、どういう意味があるのだろうか?


自分の心が貧しくならないために、必要なお金を稼ぐ

今、僕はお金がもらえる仕事をしている。そうでないと、十分生活できないからだ。

では、生活できさえすれば貧しくてもいいのか?
別に貧しいことは悪くない。だけど、貧しくなると心が貧しくなりやすくなる。これは「幸せ」に対してすごく問題。

つまり、自分の心が貧しくならないために、必要なお金を稼ぐ、という役目がありそう。

じゃあ、それくらいのお金があるなら仕事をしなくても幸せになれるか?というと、「未熟な僕は」そうでもない。


自分にとって、何が幸せかを知る

世の中には色んな情報があって、「幸せの押し付け」が発生しているなと思う。

「成功の秘訣」
「幸せな人がしている◯◯の法則」
「マッキンゼーが、、、、」

「幸せ」という単語は使わなくても、さぞ「お金を稼いでいる」「仕事で成功している」ことがいいかのような情報が本当に多い。
でも世の中の情報なんて、誰かの思惑の上にあるだけ。参考にはしてもいいけれど、そのまま受け入れると「なんか違うぞっ」ってどっかでなる。

僕の場合は、「手触り感」があるものこそが「幸せ」となりやすい。そういう意味では、仕事を通して「自分にとっての幸せの原体験」を得ることができる。

僕の場合、事業会社×ベンチャー×マーケ職、という特性上、色んな種類の仕事が発生する。これはめちゃくちゃ貴重な機会で、「仕事」という言い訳がなければ試さなかったことを、たくさん経験することができた。
また会社には色んな人がいるから、相対的に自分のことを知ることができる。例えば、ユーザーの価値を大事にする人がいる一方で、会社の売上を大事にする人がいるんだなーとか。

こういう環境があったからこそ、「自分にとって」何が幸せかを知ることができたな、と思っている。


幸せに近づく方法を知る

幸せを知っても、そこに近づく方法を知らないと、幸せにはなれない。仕事は、それを教えてくれるものでもある。

ビジネスは何かの達成を目的にしており、それゆえ、ビジネスという場にいるだけで、何かを達成するための方法を学ぶことができる。
例えば、「ビジネス書」という形で様々なことが体系化されているし、自分がコミットメントを達成するプロセスで、実践を経験し、落とし穴を知ることもできる。


僕がベンチャーからキャリアを始めてよかったと思うのは、自責思考が身についたことである。

裁量があるから目的に対して色んな手段を講じることができ、「どうしようもないと自分では思っているけど、実際には自分次第でどうにでもなる」ことをたくさん知り、そういう領域が少なくなったように感じる。

こちらの記事より引用

特にここ数年で身についたと思うのが、2つのことをアラインさせるスキル。

痩せたいけど、美味しいものも食べたい
海外旅行に行きたいけど、お金がない
趣味を充実させたいけど、体力がついていかない

仕事でもプライベートでも、何かをすればいいときは、その行動をする。けれど、2つ以上のことを上手く成り立たせないといけないとき、急にその行動の難易度が上がる。そして幸せに近づかなくなる。

キャリアの多くがPdMだったこともあり、事業としてやりたいことと、デザイナー・エンジニアができることを繋げる仕事をしてきた。この経験が、何か2つのことをアラインさせる訓練ができたように思う。


自分が、幸せに近づきやすい方法を知る

ビジネスの場における、目的を達成する一般論や王道を学ぶことと同時に、「自分がやりやすい方法」を知ることも同じくらい大事。
誰かが上手くいったやり方を聞いて試しても、失敗しちゃう・長続きしない、なんてことって多いから。

自分が幸せになるために、自分を理解し、自分が動きやすい方法を知ること。これも、仕事の役目の1つだと思う。


僕は、「自分のトリセツ」を書いている。

年1,2回くらいで更新している

「トリセツ」のアジェンダはこんな感じで、16personalitiesやストレングスファインダーなどの診断や、もらったFBを元に、アップデートをしている。

  • 何ができるか?

  • 特性

  • 価値観

  • PJTでバリューを出す方法

  • テンションが上がるとき/下がるとき

  • 得意と苦手


イメージしているのは「自分はどんな特性を持っていて、どんなフィールドだと動きやすいのか」を知ること。

四角い形をしているから、丸い人よりは転がりづらい。
でも、その分重みがある。
床をツルツルにしちゃえば、丸い人と同じスピードがでる。
FBをもらって気づいたけど、角は実は丸みを帯びている

こんな感じで、自分の特性と、動きやすくする工夫の理解を積み重ねることを通して、「自分が」幸せに近づきやすい方法を知れる。


結局、仕事とは?

と、まあ色々書いたけど、図示するとこんな感じだろうか。

30歳の僕にとって、仕事とは「自分が幸せになる、その手段の一つ」。
そう考えたときの仕事には、以下の意味がありそう。

  • 心が貧しくならない程度に稼ぐ

  • 自分にとって、何が幸せかを知る

  • 自分が幸せに近づく方法を知る(一般的なもの・自分固有なもの)

特に、自分にとっての幸せを知ることや、自分固執の方法を知ることは、自分自身(前提)を知ることにもつながる。(これが、トリセツ)

おわりに

こんな感じで書いているけど、40歳の自分がみたときに「まだまだ若造だったな」なんて思えていたい。

というわけで、また10年後!

今日が、2年目のうちの子記念日!

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