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ときに川は橋となる

久々の外出、
久々の美術館。。。

都現美で現在行われている「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」を観に行ってきました。

友人に誘われて、予備知識ゼロだったけど行ってみたらとっっても素敵な展示だった……。
(すごく感動して、美大を卒業しておきながら初めて図録を買った…。)

オラファー・エリアソンさんは「サステナブル」をテーマに作品を生み出されている方で、美しい作品の裏側にはすべて環境問題が繋がっていました。


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でもその手法は決して一方的なものではなく、美しさや楽しさのようなものがまず先にあって、実際に体験したりキャプションを読むことで「実はそういうことだったんだ…」と誰もが考えさせられる作品ばかり。
表現の仕方がどれも本当に美しくて無駄がなくて、なんで今まで知らなかったんだろう!と後悔しました。

展示は、空間を大きく使った色鮮やかなものや、自分が動くと変化していくもの、穴をのぞくと見えるもの、ミストを浴びるもの、などなど、とにかく「体験」がメイン。

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小さな子どもたちも、自ら体を動かしながらそれぞれが楽しんでいました。
もちろん大人の私たちも同じぐらい楽しくて、同じ空間にいるみんなで一緒に共有して、作品をつくっているような感覚でした。

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環境問題やサステナブル×アートって、どう組み合わせたらいいのだろう?と私の中では分からないでいたのですが、この展示を見てかなりしっくりきました。(自分がやりたくても、こんなかっこいい表現方法は持ち合わせてないのですが…笑)

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そして、投げかけるのは簡単だけど、実際に相手に考えてもらうためにはやはり心が動く体験が一番だなと改めて実感。まずは最初の「楽しそう!」という感情を持ってもらえるかどうかだなと思いました。

現代アートという枠では収まりきらないなにかを見た気がして、ふだんの美術館で過ごす時間とは全く違う、不思議な空間で非日常を過ごしました。

展示見た後は、ずっと気になっていた「100本のスプーン」で遅めのお昼ごはん。

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展示しっかりみると無意識にすごいエネルギーを使っていて、見終わった後に一気に疲れを実感したりするので、美術館内にレストランあるのありがたい…。

リニューアルしたとげんび、清澄白河という土地も含めて楽しかったなぁ

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