たましひの出口はこちら生ビール

今週の俳句です。


床下の水路を流るる海月かな

夕蝉や私が消えるまで歩く

たましひの出口はこちら生ビール

ステテコや耳のくぼみにさわる舌

書物から海をこぼして夏隣

炎天や線路を駆ける馬の霊

一垂と数ふる蚊帳を吊るしたり

夏萩や懐紙につつむ細工菓子


作り始めて1週目。「夏隣」は晩春の季語。全体に情緒勝ちすぎ。ひどい湿り気だ。しばらくは好きに作ります。