骨冷えて菊大輪の愁嘆場

今週の俳句です。


名月やギャル旧道を走りゆく

眠れどもなほ袖余る秋初め

韜晦文体酔ふて何度目の八月

骨冷えて菊大輪の愁嘆場

滾らす痛車百台秋気澄む

鷺鳴くやここは生前芒野だった

言語野に名のみ飛び交ふ鶸と鶸

次元立ち昇り長尺バール差せど闇


作り始めて約2カ月。前回からずいぶん間が開いてしまった。そろそろ「や」以外でビシッと切りたいですね。