死に際の波立つ皮膚や蝉しぐれ

今週の俳句です。


夏草や胎児に還る虎の夢

木星を窓辺において冷やしスープ

死に際の波立つ皮膚や蝉しぐれ

波浪警報言語砕けて雨燕

霊魂の肌の青さや夏氷

夜光る鱗をたどり七次元

目を覚ますたびに百年前の朝

みんみんや庭に掃き出す壁の砂


作り始めて3週目。いまだ情緒勝ちすぎ。「波・海・星・水・風・光・霊・夢」このあたりのポエム語は禁欲したいです。