鑑賞1『スーパーサイズ・ミー』2004年米国

一か月マクドナルドを毎日朝昼晩食べてどうなるかを監督自ら実践しながら、ファストフードの危険性をあらゆる視点から訴えるドキュメント映画を鑑賞しましたので感想を書きたいと思います。

2004年時点でアメリカの成人の60%が肥満で国レベルの問題になっています。医療費もどんどん上昇しているとのことです。そんな中で10代の女子学生が2人でファストフードが原因で肥満になったと訴えました。裁判の結果ファストフードを食べると不健康になることは明白だが、実際に継続してファストフードを食べるとどのような影響があるのかデータがあれば再提訴可能だと原告側に道を残すようにして終わったそうです。

始める前から最後まで3人の医者と1人の栄養学専門家に検査してもらいながら映画は進みます。進むにつれ、血圧の上昇、頭痛などの自覚症状などどんどん不健康になっていきます。痛風になりかけたり、結石ができてもおかしくない状態になっていきます。一か月で体重が11kg増でした。

マクドナルドに代表されるファストフードは、クーポンやテレビCM、こどものおもちゃやお店に併設されている遊具などあらゆるものを駆使して小さい頃から来店してもらうようにしています。食べ物もあらゆる手を使って美味しく作られています。商売ですが、すごいですね。

学校にもインタビューしており、ある小学校の給食では、ほとんどが冷食や缶詰で1か月の内料理しているものは6品しかなかったそうです。

高校の自販機から清涼飲料水をなくして水だけにしただけで集中力の上昇、落ち着いた態度など問題行動が激減し、すごく良い影響があったとのことです。

これは砂糖の影響で急激に血糖値が上がって、その後急激に下がります。その時に身体が危険だと判断して血糖値を自ら上げるためにインスリンやアドレナリンを放出します。それが原因で攻撃的でキレやすい人間が増えていると言われています。

一週間に52リットルもサイダーを飲むなんてザ・アメリカという印象です。その方は、突然目が見えなくなり一週間で元に戻ったのですが、やばいと思って胃のバイパス手術を行って食事を減らしたそうです。やることが極端ですね。食事制限はできなかったのかなと思いました。

監督がカラダをはってやってくれた意義はとても大きいと感じました。油と砂糖はアレルギーに大敵です。うまく量と質をコントロールしてアレルギーをうまく付き合って豊かな人生になることを願っております。

どなたかの一助になれば幸いです。

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