"知らない街のローカル線に揺られて
ぼーっと車窓を眺めたい…"
目の前に迫った9月の3連休は晴れ予報だと言うのに何の予定も無い。
そんな金曜日のお風呂あがりにふと思いたったことです。

🔎［都内日帰り　ローカル線］
検索で1番に出てきた銚子電鉄を目当てに
弾丸ひとり旅に出掛けました。

成田へ出てJR線で銚子駅を目指す約2時間、
黄金色に染まり始めた田園風景が続きます。
普段通勤で利用しているギュウギュウ詰めの地下鉄とは違い、
景色がよく見える大きめの窓と
広々としたボックスシートを携えた列車で
コトコトと向かう知らない街。
大好きなBUMP OF CHICKENの音楽と共に
彼らの故郷である佐倉市を通過。
生まれて、育って、出会ってくれて、ありがとう…
ヤバめなオタクが千葉を駆け抜けます。

そうして到着した銚子駅。
銚子電鉄は私の想像よりもずっとメジャーなローカル線だったようで、車内は連休のお出かけを楽しむ家族連れやカップルがいっぱい。
ぼーっとというよりは、1人でいることに少しソワソワしてしまいました。

終着駅の一つ手前、
犬吠岬駅で下車し犬吠テラステラスへ。
1Fにはショップや地元の名産が並ぶマルシェ、
2Fには海を一望できるテラスがある複合施設です。
1Fで調達した焼きたてパンを
2Fのテラスで頬張りながら海をぼーっと眺める。
鼻から息を吸って何度も深呼吸してしまうような時間を過ごしました。

その後周辺を散策していると耳馴染みのない看板が。

"地球の丸く見える丘"？

そう言えば地球が丸いというのは小学生の頃に習ったけど、
”地球が丸いな”と感じたことはなかったな。
Google Mapが言うには片道約30分の上り坂。
パンを少し食べすぎたので、とにかく歩き始めました。

大きな神社や田畑が続く坂道を15分ほど歩いたところで
大きなカーブに差しかかり、
それまで背にしていた海が急に目の前に現れました。
ついさっき見上げていた犬吠の灯台を眼下に、美しい海と空。
思わずため息がこぼれました。

そしていよいよ展望台へ到着。
銚子は千葉の端、チーバくんのブーツの踵にあたり、
高台に登ると360°水平線を見ることができるのです。

地球が丸くみえるとはどういう事か、

こういう事です！！！どーん！！！

と写真では伝えきれない、海に抱かれる感覚。
是非みなさんも足を運んでみてください。

日々の悩みが少し軽くなったように感じながら
またコトコトと日常へ帰って行きました。
知らない街がお気に入りの街になった連休の記録です。