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映画🎥 -Beyond Utopia 脱北- を見た感想

みなさん。こんにちは。

今回は、これまでのインドネシアシリーズから
少し逸脱して、先日みた映画について
記事にしたいと思います。



映画のあらすじ

先日、私はBeyond Utopia 脱北を鑑賞しました。
脱北を試みる家族の死と隣り合わせの旅に密着したドキュメンタリーです。

これまで1000人以上の脱北者を支援してきた韓国のキム・ソンウン牧師は、幼児2人と老婆を含む5人家族の脱北を手伝うことに。キム牧師による指揮の下、各地に身を潜める50人以上のブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す、移動距離1万2000キロメートルにもおよぶ決死の脱出作戦が展開される。

映画.com

普段の私生活において、北朝鮮に関するニュースは、
ミサイル実験金氏による独裁政権に関するものが
大半だと思います。

しかし、この映画においては、
実際の脱北の様子や、北朝鮮における脱北者の扱いついて
取り上げています。

また、実際に脱北をした方や、
脱北が失敗に終わり尋問・拷問にあった方の
コメントも随時公開されている
ため、
北朝鮮の実情が非常に理解しやすい作品です。



印象的な3つのシーン

この映画において、印象的だったシーンが3つあります。

1つめ。 金氏は我々の英雄だ!!

ハフポスト

(金氏のことを)国の英雄だと信じて生きてきたのに、
ある日突然悪者だったなんて信じることができない。

映画より

このように脱北を試みる家族がコメントを残すのです。

この映像を見ながら、もし突然
「自分の両親が本当は悪いことをしてる人たちである。」
信じなさいと言われても、
容易に自分の考え方を変えることは厳しいなと
置き換えて考えていました。
彼らにとっては、そうゆう現実に直面していたのだろうと
思いを馳せる場面でした。


2つめ。 北朝鮮は世界が憧れる理想郷!!

朝日新聞デジタル

北朝鮮ではメディアが規制されているため、
他国の状況と比べることができない。
さらに、自分たちの置かれている状況は他国より
マシだと教育される。

映画より


それこそ北朝鮮の方達は、
母国をUtopiaであると信じているみたいです。
私たちからしたら、どこに楽園があるのだと
思ってしまいますが、
メディアの規制と教育によってコントロールされた世界
恐ろしいものであると感じました。


3つめ。 5、6歳の子供がやることではない!!

マスゲーム | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

5、6歳の子供たちが、マスゲームの催しのために
とても厳しい訓練を強いられている。
中にはあごの骨を折る子供もいる。
そのため、この催しを見ると心が痛くなる。

映画より

脱北者がこのように、コメントを残すのです。

こちらは、よくテレビでも見る光景ですが、
催しの背景にこのような事実があったとは知りませんでした。
目に移る情報だけでなく、背後の情報を調べる大切さ
改めて確認しました。



映画を見た感想

この映画を通して、
北朝鮮の置かれている深刻な実情を知り、また現在も
脱北を試みて悲しい現実を待ち受けている方がいると
想像をすると胸がひどく締め付けられる思いとなりました。

また、北朝鮮の脱北に関して深く踏み込んだ映画は
なかなかありません。
そのため、もし関心のある方には
是非とも見てほしい作品です。

こちらからみなさまのエリアにおける上映情報が確認できます。


今回も私のお話に付き合ってくれてありがとうございます。
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