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【テレワーク】失敗をプラスに転換できる4つの実践スキル

「リモート起業家」の私がテレワークで活躍する秘訣をお伝えするリモート仕事術シリーズ。今回は「失敗をプラスに転換できる4つの実践スキル」と題してお話します。

私はこれまでに7社を起業していて、2013年に最初の1社目を起業したのですが、起業直後は何かと失敗続きでした。 仕事も受注できないし、人材も採れない。やっと採用できても辞めて行く。お金も無い・・・。

・・・ということで失敗続きだったのですが、これらを経て「いかに失敗を捉えるのか」「失敗をプラスに変えるか」ということのスキルを高めていきました。 その結果、その後も数社の会社を設立したり、M&Aに成功したり、という結果に繋がっていると思いますので、このスキルは凄く重要だったと思います。

実は、先日経営する内の一社の共同創業者の女性、彼女にとっては今回が最初の起業なのですが、その彼女がすごく仕事で悩んでいました。思うように営業的にも社内体制的にも進まないと悩んでいたことから相談を受けたのですが、その時に、今回お話しする内容、「いかに失敗を捉えてプラスに転換するか」を紹介しました。

このスキルは、起業する人だけではなく、多くの方にとって重要なことではないかと思います。特にこのリモート時代は、物理的に距離が離れていて他の人に相談しづらかったりするので、自分の中で捉え方を変えるというスキルがよりますます重要になると思いますので、ぜひ紹介させて頂きます。

▼今回の内容は以下の動画でもご覧頂けます。ぜひご覧ください!

スキル1.捉え方の時間軸を変える

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まず1つ目の失敗をプラスに転換できるスキルは、「捉え方の時間軸を変える」ということです。 

やはり何か失敗があると、その失敗した瞬間やそのすぐ前後の期間の内容に思考が捉われがちですよね。それによって、気分がどんどん落ち込んでしまう。そんな時に、自分の思考を、過去や未来など時間軸を変えて捉えると全然気分が変わるというスキルです。

例えば、ある失敗があった時に、

「過去の自分を振り返ってみれば、確かに今回失敗したものの、だいぶマシになったな」

「この失敗は、未来を考えるとすごく良いきっかけになっていくかも知れない。これをきっかけに自分が成長してもっと良くなれば、次は失敗しないようになりそうだ」

という風に捉え直すことができれば、ぐっとプラスな気持ちになります。

このように、どうしても失敗するとその瞬間に意識が囚われがちなのですが、パッと視点を意識的に切り替えて、過去から比べる、未来を見るという工夫をすると、すごく意識や気持ちが変わっていきます。

・投資の経験から得た気づき

私がこの捉え方をすごく重要だと思い始めたのは、特に昨年からです。私は昨年から資産運用で株式投資とかFXをしているのですが、これらを行っていく中で、この時間軸の捉え方の面白さに気づきました。

以下は「ドル円」と呼ばれる、米ドルと日本円の為替のチャートになりまして、「1分足」という1分ごとの推移になります。

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これを見るとすごく右肩下がりに見えますよね。 どんどん下がっています。 この「右下に下がる」というのは円高になるという意味なのですが、明らかにそう見えます。 

ところが、このグラフを見るスパンを変えると、ガラッと変わります。

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右側は「日足」と言って、「1日ごとの動き」のチャートになるのですが、こちらで見ると、1分ごとで見た時には右肩下がりの中にいたものが、右肩上がりの中にいるんですね。同じ時点でのチャートを見ているのに、時間軸を「1分ごと」で見るのか、「1日ごと」で見るかでこんなに違うのです。

さらに時間軸を「月足」という1ヵ月ごとのチャートで見ると、また全く変わります。

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一番右側が「月足」という、「1ヵ月ごと」のチャートです。これを見るとほぼ同じ位の幅を水平に推移しています。長期で見たら横ばいであるということです。この様に、時間軸を変えると、同じタイミングの事象であっても見え方が全然違うのです。

何か失敗したり不安な気持ちの時には、十年前とか数十年前、また数年先、数十年先の未来の自分へと、意識して気持ちを切り替えて、時間軸を変えて捉えてみる。そうすると、明らかに気持ちが変わるのを体験して頂けると思います。

これはどなたでもすぐに採り入れて頂けるスキルですので、ぜひ試してみて頂きたいと思います。

スキル2.重大度のスコアをつけて行く

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2つ目の失敗をプラスに転換できるスキルは、「重大度のスコアをつけて行く」ということです。

やはり失敗すると、例え小さい失敗でも気分が下がってしまいますよね。「変なこと言っちゃったな」とか「怒られて嫌な気分だな」という風に落ち込んでしまいます。 

こういう時のスキルとしてお勧めなのは、その失敗がどれぐらい重大な失敗だったかを頭の中でスコア化してみることです。

私は起業した後に毎月「1人ワースト会議」というものを行っていました。これは、その時点の状況を客観的に考えて、この後1番悪くなった場合どうなるのかということを想定して対策を考えるというものです。実は、その時にダメージ度合いをスコア化するということをしていました。

例えば、自分の健康が悪化したり、家族仲が悪くなるのが、重大度10段階の最悪10だとします。それに対して、会社が倒産して借金を背負ってしまう、これを私は重大度の8としていました。何故かと言うと、例えこういう事態になっても、自分が健康だったり家族仲が安定していれば取り返せると思ったので8ぐらいだと。そうすると、目先の営業の失敗であったり、ちょっとしたトラブルは、大半は1とか2とか位のスコアなんです。 

もちろん1個1個のトラブルもそれだけ見れば大きな影響があることもありますが、1つ1つスコアをつけて比較して行くと、実はそんなに大した話ではないということに気がついたのです。 

例えば社会人の方であれば、リストラされたり、健康を大きく害して仕事ができなくなるのを10とすると、日々の小さな失敗なんて、おそらくほとんど1にも満たないような話だと思うのです。

このように、1つの出来事に対して様々な出来事を相対的に考えた上で、今起こっていることがどれ程重大なのかということを少し考えてみると、大半がスコア1なので、そうだと分かった瞬間に「大したことないな」と思えて気持ちが癒やされます。 

これ、面白いのが、実際には重大度が低くても心情的には結構ダメージを受けるのです。重大度が10の事と重大度が1の事では、そのスコアの差が10分の1にも関わらず、実際に受けるダメージは、半分位受けてしまうと思うのです。

こんな時に一旦止まって重大度を数字で意識することで、大したこと無いということに気づけます。すごく気分が楽になると思いますし、気を煩わされるリスクが大いに減ります。

スキル3.自分を俯瞰する

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3つ目の失敗をプラスに転換できるスキルは、「自分を俯瞰する」ということです。

例えば自分で起業した経営者の場合、営業であっても人事であっても、何かミスやクレームなどがあると、全部自分の全人格が否定されたかの様な感じがしてダメージを受けがちなのです。 

同様にサラリーマンの方においても、仕事上の失敗とかで叱られたり怒られたりすると、自分という全人格に対して否定されている感じに受けて落ち込んでしまいがちなんじゃないかなと思うのです。

そういう時に有効なのが「自分を俯瞰する」という方法です。“叱られている自分”というのは「自分の一側面」ですよね。例えば私の場合なら、社員が辞めたらそれは「社長の自分」としては反省しなければいけない出来事なのですが、一方で私には子供がいて「父親の自分」もいます。妻にとっては「夫の自分」。キャンプしてる時には「キャンパーの自分」もいます。友人にとっては「友達の自分」もいます。 

この様に「色々な役割」の自分がいる中で、「数々の役割の自分の中の、たった1個の側面でそういう出来事が起こっている」という感じに俯瞰して見てみると、気分が大いに楽になります

このような自分の認知の仕方を、心理学では「メタ認知」と言います。これは自分を客観的に遠くから見るといったイメージなのですが、今起こっていることを、もう1人の自分が上から見てるような感じで見ると客観的に見れますし、冷静になれます。

このメタ認知という手法が非常に効果的です。会社の社長であれば、ともすれば会社にまつわることの全てが自分自身の全人格のように感じてしまい、一部のミスも全部我が事の様に感じて落ち込んでしまいます。

しかし、そうではなくて「メタ認知」をする。自分を俯瞰して見て、あくまでも一部分のことだと認知する。営業であれば営業という部分において、「少し上手くいかなかったけれど、それは今後別の良い受注を取れたら良いかな」とか、「改善したら良いかな」という風に考える。 

サラリーマンの方であれば、仕事で怒られたとしても、あくまで仕事における自分という所が少しミスしただけであって、別に自分の全人格、全ての自分が間違いを犯した訳ではありません。

その様にきちんと認知、認識できると、大いに気分が安らぎ、「そこだけ頑張ろうかな」みたいな感じで考えることができるようになります。この自分を俯瞰してみるという「メタ認知力」が高まっていくと、失敗した時の乗り越え方が格段に楽になると思います。

スキル4.書き出す

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4つ目の失敗をプラスに転換できるスキルは、「書き出す」ということです。これはよく言われることですよね。 日記を書いたりして失敗を書き出すことです。 

別のnote記事やYouTube動画でも紹介しましたが、私の場合は新人時代に、失敗したらその失敗したことをExcelシートに書き出すという「学びノート(=失敗ノート)」を作っていました。 

これを作ることによって、それ以前は失敗したらシンプルにドーンと落ち込んでいたのですが、失敗したらノートに書けるネタが増える=学びが増えている=しかもそれが日に日にノートに増えて行く=ラッキーという捉え方に変わっていきまして、大げさではなく毎日が「落ち込みマインド」から「喜びマインド」に変わりました

さらには書き出すことで、起こった事象に対して明らかに客観的に冷静に見ることもできます。書き出した向上の履歴が貯まっていくと、毎日着実に自分が向上している実感が出来ますので、この「書き出す」という手法もすごくお勧めな習慣スキルです。

今回のおさらい

失敗をプラスに転換できる4つの実践スキル
スキル1.捉え方の時間軸を変える
スキル2.重大度のスコアをつけて行く
スキル3.自分を俯瞰する
スキル4.書き出す

それでは、今回の振り返りをして行きましょう。今回は、「失敗をプラスに転換できる4つの実践スキル」を紹介しました。

1つ目のスキルは「失敗した時にはまず時間軸を変えて考えてみる」ということでした。その時点だけをフォーカスして考えるのではなく、過去から比べるとか未来を考えると大いに気持ちが楽になります。

2つ目のスキルは「重大度のスコアを付ける」でした。今起こってる失敗は、他の失敗ケースと比べて、どれぐらい大事なのか、数値化して考えてみます。ほとんどの事はそれ程大事ではないことに気づくことができます。

3つ目のスキルは「俯瞰する」ということでした。失敗した自分がいたとしても、俯瞰で自分を見てみると、他の多くの自分がいて、失敗したのはほんの一部分だったことに気がつけます。

4つ目のスキルは「書き出す」ということです。失敗を書き出すことで、自分に起こったことを自分の中にモヤモヤ溜めるのではなくて、客観視できて気分が落ち着いて、しかも学びが貯まって嬉しいという効果があります。

こういった、自分が失敗した時にポジティブ転換できるスキルがあるかどうかで、厳しいことが実際に多々ある世の中で、楽しく成長できるのか、辛い人生になっていくのか変わるのではないかと思います。

私自身は結果的に色々試行錯誤した上で、こういうスキルが身について、今 楽しく起業人生や家庭人としての人生を本当に楽しく送ることができています。

今、何か失敗があって辛い中を頑張っている方もたくさんいると思います。ぜひ、今回の内容で1個でも「良いな」「自分でもできそうだな」と思えることがありましたら、トライして頂き、少しでも人生のプラスに役立てて頂ければ嬉しいなと思っています。

それではまた、次回の「テレワーク実践術」でお会いしましょう!

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▼動画版はこちらです。ぜひご覧下さい!

▼YouTubeチャンネル「テレワークで活躍する秘訣~池田朋弘のリモート仕事術」

▼テレワークで活躍したい方向けのnoteシリーズ

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ぜひ、テレワークを導入される皆様の、より良い職場環境作りや、より楽しくて幸せなチームコミュニケーションの一助になればと心から願っています。


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