自らの「OS」をアップデートできているか
能力=「OS」?
仕事の生産性について考える上で
人間をコンピュータに例えるなら
持っている知識や技術は「ソフトウェア」
身体や体力は「ハード」
自身の考え方や能力・人間性は「OS」にあたると私は考えている。
どれも大事だが,この中で、
効率的に仕事を行う上で最も大事なのは「OS」面だと最近つくづく感じる。「OS」>「ハード」>「ソフト」くらいに捉えている。
単純な計算で考えてみると
単純に
能力(A)✕(時間)=(仕事の生産性)
とする。
私の今の能力A=10だと仮定する。
月200時間仕事をしたとして、
月に私が出せる仕事の成果は10✕200=2000である。
もし私が少し能力を上げてA=11になったとすると、
同じ時間でも11✕200=2200の成果を出せることになる。
ソフト面だけ高めても
書店の教育書の棚を見てみると
その場だけで役に立つ「ソフト」面に関する本が多くある。
「〇〇の単元の指導内容がすぐに分かる!」
「問題行動にはこう対処する!」
「明日から使える指導法!」
的な内容の本だ。買う人が多いから,そのような本が書店に並ぶのだろう。
気持ちはよくわかる。
教師にとって、今日明日を切り抜けることが最優先なのだ。
ただ、「ソフト」面ばかりを充実させても、教師自身は楽にならない。
先程の式の10✕200にプラス10しても、対して成果は変わらないし、ずっとソフトを増やし続けなければならない。
係数にあたる自分のそもそもの能力を高めた方がよい。
最新機種のPCに、たくさんのソフトをつめこんでも、
肝心のOSが古いとまともに動作しない。
教師の中には、未だに「Windows XP」くらい古い考え方の人もいる。
その人自身が毎日大変そうだ。
教師の「OS」をアップデートし続けよう
明日の授業に全く役に立たなさそうな
異業種の本だって
YOUTUBEだって
ブログだって
教師の「OS」をアップデートしてくれる。
今までにない経験や関わったことのない人との交流も
全て自分の新たな考え方につながる。
それが結局自分の仕事の成果にもつながるのではないか。
「忙しくて本を読む暇がない」のか
忙しくて本を読む時間がないのではなく、
本を読まないから忙しいのではないか。
自分の能力が高まれば、いくらでも時間は作れる。
偉そうに言っているが、自分も今週は本が読めていない。
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