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絵を描くための備忘録 2022年はどんな絵を描きたいのか

原稿がひと段落ついたこのタイミングで、インプットをしてみる。
自分の好きな作家と、近年のイラストレーター年鑑を突き合わせて、「これから描きたい絵」をイメージしていこうと思う。

好きだと感じる要素

① 空間の奥行き、光、距離感が感じられる絵が好き
描き込み量と比例するものではなく、「そこに居そうだな」「なんか季節感や時間がわかるな」と思うような実在感が好きだ。

② 浮世絵のような洗練された線が好き
浮世絵の版画や肉筆画、あるいはアニメーションの原画のように研ぎ澄まされた一本の線に情報が詰まっている描写を見ていると「自分も描きたい」と思う。

③ ビビッドな配色が好き
派手くらいがちょうどいい。

④ 味のある描き込みが好き
ごちゃつく訳ではなく、主役を引き立たせる。そんなバランスの描き込みは自然すぎて気が付かない。

⑤ 愛やこだわり、興味、関心が伝わってくるのが好き
描き手の執着がどこに込められているのか。

⑥ 絵の中なら巨人にも小人にもなれる
写真撮影では距離や画角の制約がある。絵ならイマジネーションで何にでも、どこにでも、どこからでも描ける。

⑦ 世界観やストーリー、躍動感を感じる瞬間が好き
シチュエーションやコンセプトが感じられると読み解く楽しさが生まれる。

苦手だと自覚している要素

① 定番以上のひねりに欠ける
配色、フォントの選び方、レイアウトなどへの興味が薄いから引き出しが少ない。
→「自分が好きなもの」以外も学ぶことで「どう見せたいか」をアウトプットできるようにする。

② メリハリが欲しいが「疎」を作れない
メリハリは画面内の要素の疎密によって成立する。情報量が少ない絵柄へのコンプレックスから要素を多く詰め込む・密ばかりにする傾向がある。
→密にしても伝えたいことは変わらない。恐れずに余白を広く、大胆に取る。

③ 色塗りになると特に情報量が少ない
「アニメ塗り」よりも雑にベタ塗りで力尽きやすい。
配色を考えることがめんどくさかったり、塗る工程が手間に感じる。
色を塗るときも「線」で捉えている傾向があるから立体感が出にくい。
→光と影とを「面」で捉える。塗る前提の線画はシンプルにする。

④ 「描き切る」体力・集中力が落ちている
クロッキーや落書き以上の絵を描く頻度が落ちた。
→1枚にかける時間を長くしてみる。描き込み量を意識的に増やす。

総括

以上が12冊の画集やイラストレーター年鑑から読み解いて言語化したものになる。
寝る前に薄ぼんやりと「上手くなりてぇ」と呟くよりも、建設的な自己分析ができたのではないか。
好きな点を伸ばしつつ、苦手な点を意識して改善していく。2022年はもっと上手くなろうね、ハム太郎!

ヘケッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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