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工藤広伸さんの「ムリなくできる 親の介護」を読んで思う事

おはようございます(´∀`*)。


■ムリなくできる親の介護

工藤広伸さんの「親の介護」を読んでいます。
参考になる活動をされている方を探していたところ、
私はVoicy(音声サービス)ファンなので、こちらから検索してみました。

#介護 などで探していたところ、工藤さんの音声にたどり着きました。
仕事を辞めずに”遠距離在宅介護”をされている方で、
テクノロジーなど利用できるものは何でも利用して、
在宅介護をしていきましょう。ということを発信されています。

工藤さんのお話を聞いていると、共感する部分が多く
「やはりテクノロジーを使う事は有効」だと再確認できます。

私の介護生活は終了していますが、色々と思い出しました。

■クーラー問題

まず、クーラー問題です。
年々、本当に暑く熱帯化していると感じます。
高齢者は暑さを感じにくく、クーラーを嫌う人も多くいます。
私の母もそうでした。
暑くてもクーラーを切ってしまいます。
熱中症は命の危険を伴うので(私自身経験済み)
切らないようにする工夫として、リモコンを隠しました。
直接、風があたらないようにして、
低くなり過ぎない温度でつけっぱなしの状態にしました。
寒ければ、何か着るか布団を多くかけるなどして、調整しました。
これで一応コンセントを抜かなければ止まらない状態になりました。

工藤さんはカメラとスマートリモコンでクーラーの調整をしています。
5年ほど前にもあったのでしょうか?余裕がなく考えてもみませんでした。
今はテクノロジーがどんどん進化しているので、
別居や遠距離、同居でも一人になる時間が多いなどの場合は利用すると、
余裕が出てくると思います。

■家の中の鍵問題

それから、もう一つ思い出した事があります。
家のトイレに閉じ込められた事件です。
後から本人に聞いたのですが、
実家は古く、リフォームは一度していますが、
細かな所も傷んで、鍵が締まりづらかったり、
逆に開けづらかったりする箇所がいくつもあります。
あまり気にしていなかったのですが、
ある日トイレの扉が内側から開かなくなったようで、
そのまま数十分閉じこめられたようです。

ノブに付いている、ボタンのような突起部分を押して
鍵をかける様式でした。
家族しか使わないので特に鍵を閉めることもなかったのですが、
なぜかその日は押さなくてもドアが開かなくなつてしまいました。
「助けてー!」と近所に聞こえる様に何度も叫んだようですが、
届かなかったようで結局ガチャガチャしていたら、偶然開いたそうです。

笑って聞いていましたが、よくよく考えると笑えない事件です。
トイレの中で亡くなっていたという話も聞いたことがあります。
誰も気づかなければ数日閉じ込められたまま、
熱中症なったり、体力の限界も高齢者ならはやくきます。

ですので、今、在宅介護をしてらっしゃる方は一度、
家中の鍵を点検してみてください。
もし古くてガタがきているようでしたら、新しいものにかえるか、
いっそ外してしますかなど検討してください。
力もないので、ドアを壊すのも難しいです。(ドアの開閉もチェック)

■今から介護生活の情報と知識を

そんな事も思い出しながら、工藤さんの本を読んでいる最中です。
うなづけることも多く、今、介護している方もそうですが、
これからそういう生活がくるかもと思っている方に、
読んで頂きたいと思います。
自分事として考えるのは難しいと思いますが、
本当にある日突然やってきます( ゚Д゚)。

今、思う事はもっと知識や情報など得ていれば、
余裕が出来て一緒の時間を楽しむことが出来たかもしれないという事です。いつかは終わります。
終わった時にどのくらい介護生活を楽しかった思い出と感じるか、
やれることはやったという気持ちが持てるかは、
その後のご自身のメンタルにも影響します。
(私は、今でも苦しい時があります。)

テクノロジーを使う事は決して逃げたりすることではなく、
介護する側もされる側も余裕が持てて、
お互いの生活や一緒にいる時間を楽しく過ごすためのツールです。

ツールを使いこなすための努力も必要になるので、
さぼってもいません。
1つの選択肢として検討する方が増えればいいなと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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