『ロキ』配信直前の予習をしようの回

ディズニープラスのマーベルシネマティックユニバースドラマシリーズ、早くも第三弾『ロキ』の配信がいよいよ6/9(水)に迫って来ましたね。

配信前に軽く予習していこうと思います。


ロキって死んだはずじゃ?

今回主役となるロキですが、MCUの本筋だと『インフィニティウォー』の冒頭でサノスに殺されているため、最新の時間軸だと死亡しているキャラクターです。では『ブラック・ウィドウ』のように過去編?と思いますが、これまた微妙に違う。

このドラマは、『エンドゲーム』でトニーやスティーブが消滅したインフィニティストーンを回収しに過去に行ったとき、一作目の『アベンジャーズ』のニューヨーク決戦の直後にスペースストーン(四次元キューブ)を偶然にも拾ってそのままどこかの次元へ逃亡したロキ、を主役としたドラマになるようです。

ややこしいですが、つまりはMCUの本筋の時間軸とは別の可能性で生まれた世界線のロキ。ある意味では前々から布石はたくさん置かれているマルチバースをメインにした初めての作品と言えるかもしれません。


どんな話になる?

それでは冒頭にも貼りました、『ロキ』の予告を見てみましょう。

すでに何種類か上げられていて、なんだか情報量が多いのですが、やはり気になるところは謎の組織「TVA」。どうやら時間の流れを守る組織で、ロキは"時間の流れをゆがめてしまった"存在として捕まってしまうようです。この時間軸のロキとしては偶然のチャンスで逃亡してだけで、意図して歴史改変をしたわけではないのでなんのこっちゃな話です。ある意味過去を改変してしまったのは、トニーたちの責任では……。まあ、軍隊を率いて地球を攻撃してさらに逃亡までしているので十分な大罪は犯していますが。

罪を軽くするために自分が壊してしまった歴史の流れを修復していくことがロキに課せられた任務らしく、その様々な時間軸の珍道中がこのドラマの主な流れになるのでしょうか。『仮面ライダーディケイド』みたいな毎回世界観が変わるパラレルワールドロードムービーみたいなものが好きなので、期待したいですね。アクションあり、ロキらしいコミカルな笑いありの『ワンダヴィジョン』や『ファルコン&ウィンターソルジャー』とはまた違ったドラマになりそうで楽しみ。


これまでと今後のシリーズへのつながりは?

これは、正直未知数ですね。

前二作のドラマのように『エンドゲーム』のその後を描く作品ではないので、話としてはかなり独立したものになるのではないでしょうか。シリーズからのキャラクターが何人か登場した前二作でしたが、『ロキ』に関しては主役のロキ以外は今のところ新規キャラしか姿が確認できていません。アスガルドの門番ヘイムダルの名を叫んでいるシーンがあったので、もしかしたら彼は再登場するかも。

とはいえ、MCUのことですから、何か仕掛けている可能性は高い。今回は特に時間軸がいじり放題なので、我々が思わぬまさかのキャラクターを登場させて驚かせてくるかもしれせん。

そして、今後のシリーズへの布石ですが、ロキがそのまま続投して新シリーズに合流するのは一度死亡しているのもありちょっと不自然。私は、何らかの時間改編の影響、もしくは罰で子どもの姿になった「キッド・ロキ」が以前書いた記事のように「ヤング・アベンジャーズ」の一員として登場してくれるのを期待しています。

他は何らかのマルチバース的な概念が引き継がれることになるのでしょうかね。なんにせよ、前二作以上に内容が予測しにくいドラマですので、何が起こるか本当にわからない……!


では、6月9日(偶然にも語呂が「ロキ」の日?)を楽しみに待ちましょう。


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