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情報過多の現代の処方箋は「自分に取材して書く」こと。

2023年、最高に楽しみにしていた一冊が手元に届きました。

note業界には知らぬ人はいないであろう、古賀史健さんの新著『さみしい夜にはペンを持て』です。

ごめんなさい、第一章で無理やりページを捲る手を止めました。このまま朝を迎えそうになったからです。

まだ結末を迎えていませんが、「自分に取材をしよう」というメッセージが強く組み込まれているように感じます。

ライターという職業は、他者に取材をして、執筆をしていくものです。それに対して、その矛先を自分に向ける。

情報過多の現代は、「受け止める」ことが精一杯です。いろんな思いが頭の中をフワフワと泳いでいます。

このnoteもそれを加担しているようで申し訳ないのですが、SNSを見るのが癖になっている人は、そのフワフワが増えていく一方です。キャパオーバーになってしまう気がします。

noteが好きな人は、なんとなく本も好きなように思います。すると、SNSに加えて、インプット量が増えていくわけです。

情報で「お腹いっぱい」の感覚を解消するために、言葉にして、書き出すことが大切なのではないでしょうか。

僕自身、些細な感情の動きや出来事をメモに書き出す習慣を作るようになってから、足取りや気持ちが軽くなったように感じます。

僕が本業とする英語学習業界でも、インプット過多の傾向にあります。これはどの業界でも同じでしょう。

インプットを多くすることに問題があるのではなく、そこで得た想いを、言葉にしていくことが大事な時間なのだと思います。

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