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自己啓発本100冊読んで「意味ない」人の末路

自己啓発本の存在意義は否定しません。むしろ、有益です。ただ、読むだけでは「意味ない」です。僕がその好例です。


成長実感がない

Facebook の投稿を見て「活躍しているね」という言葉をいただきます。 嬉しいことですが、その投稿は「自分が活躍した場面」だけを切り取っているので、そう見えているだけです。実際は、「うまくいかない」とか「なんでこんな自分なんだろう」とか、思い悩むことも多くあります。

もっと成長したい。2013年にフリーランスとして活動を始めてから、成長していることは確かです。自分が価値を提供できる場所は確実に増えてきました。それは自信になっています。

ですが、ここ最近「停滞しているなあ」という気がするのです。

誰かに何か言われたわけではありません。
ただ、もやもやするのです。

成長実感を抱いた先輩の存在

成長している実感があった頃はいつだろうと振り返ってみると、会社員時代は「成長している」と感じられる場面が多くあったように思います。「できるようになった」という言葉は身近にあった時期と言えるでしょう。会社に入ってから成長していくのが普通です。最初は何も知らない状態で入ってくるのですから。

では、なぜ普通に成長していけるのでしょうか。ぼくがたどり着いた一つの答えは「先輩」という存在です。

会社に勤めていた頃には「先輩」がいました。その先輩が、自分にとって足りないところや弱いところを指摘し、その内容を参考にすることによって、成長へと引き上げてくれました。できることが増えるにつれて、任せられる仕事の責任も大きくなり、それが達成できた時には自信へとつながります。

フリーランスの先輩は「本」

ところが、フリーランスとなった今、「先輩」はいません。

「先輩」という手本がいないことはまずいと感じた僕は、自分なりの「先輩」を探すことにしました。今の僕の先輩は「本」の著者です。著者の経験から「自分に活かせることはないか」 とヒントを探しています。

ですから、ぼくの本棚にはビジネス書が多く並んでいます。その本棚を眺めていて、ふと自分の弱点に気づきました。

ビジネス書を読んでも、実践をしない。

ビジネス書を読み捨ててしまうと言い換えることもできるでしょう。一度読んで終わり。著者から習ったことはスルスルと自分の頭から抜けていってしまいます。

「できるつもり」になって、自己満足をして終わってしまう
本は「得た知識を実践しているか」とは問いかけてくれません。

実践なくして成長なし

本を読んで成長したはずなのに、できることが増えた感じがしない。だから、また別のビジネス書に手を出してしまう。その繰り返し。

一方、ジャンルは変わり、英語学習となると、本は極端に減ります。英語学習においても、本を「先輩」として参考にしています。 本の数は少ないにもかかわらず、ある程度の成功体験をできているし、成長を感じる場面も多くあります。

仕事と勉強。

同じ成長というくくりで見たときに、なぜこれだけ差が出るのでしょうか。

僕は英語学習のノウハウ系の本は一度読んだらすぐに実践しています。実践しては効果が出るかを検証します。効果が出るのであれば続けますし、効果が出なければ別のやり方を探します。

トライアルアンドエラーが早い。
すぐにやってみる。
その試行錯誤が成長を生んでいる。

ここが差です。

ビジネス書は読んで終わり。実践はしないから、成長が臨めない。
英語学習本は一冊の本を繰り返し読み、実践をするから、成長をしている。

なぜ英語学習のアプローチを仕事に生かさないのでしょうか? ぼくは今、自分が不思議でなりません。ビジネス書で得た知識を英語学習に活かすことはよくあるにもかかわらず、その逆はほとんどないのですから。

ようやく、本という「先輩」を有効活用する手立てが見つかったように思います。いろんな本を読む方がいいという人もいれば、一冊の本を繰り返し読むほうがいいと言う人もいます。

どちらが正解なのかはわかりません。

ただ、僕のように「できたつもり」になって、何も実践をしない、という人にはならないでほしいと思います。

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