どんな成功者も、最初は赤ちゃんだった。

ぼくは TOEIC の対策を始めてから、本格的に英語学習と向き合っています。2006年7月22日。Yahoo のブログを立ち上げ、次のように綴りました。

みなさん初めまして。とある大学生です。ついにブログ書いちゃいました。TOEICに向けて勉強するにあたり、日記みたいな形で学習過程を記録していこうと思いました。とは言っても、TOEIC受けたことないんですが(笑)。ま、できる限りいろいろ書いていくのでよろしくお願いします。

何度読み返しても、上から目線で我ながらイライラします。この記事を書いたときには、TOEIC で990点満点や英検一級を取得し、TOEIC の講師になっているなんてことは想像していませんでした。おそらく思っていたであろうことは「ここから積み重ねていくぞ」ということ。何か決意のようなものを心に秘めていたと思います。

時は進み、2018年。英語学習という観点では、他の人から「成功」と思われている部分もあるかもしれませんが、毎日が葛藤の連続です。「我関せず」のスタンスで、勉強してはブログの記事を書いていた頃とは大違いです。

「なぜ力が伸びないんだ」
「あの人はあんなにできるようになっている」

ぼくは講師として、指導の際に「他人と比べるな」ということを伝えます。しかし、当の本人がそれを実践できていない。自分の英語力がわからないから、他人の英語力を物差しにして、へこむ。多分、こういった経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。でも、ある言葉に救われました。それがタイトルにある言葉。

どんな成功者も、最初は赤ちゃんだった。

『ビリギャル』の著者として有名になった坪田信貴さんの『才能の正体』にあった言葉です。

「そうか。誰だって赤ちゃんからのスタートなんだ」となんだかホッとするような気持ちになりました。今でも他人と比べようとする自分が現れたら、この言葉を投げかけるようにしています。

どんな成功者も、最初は赤ちゃんだった。

この言葉に関連する部分を抜粋させてください。きっとあなたの味方になってくれるはずですから。

 天才を意識する必要も、そこを目指す必要も、そんな人たちと張り合う必要もありません。
 彼らと自分は違うものだ、と思った方が、あなたの才能を伸ばせます。
 そうして見ると、”社会的に成功している人”たちは、なんだかんだ言って普通の人なのです。もともと普通の人。そこから努力して、才能を伸ばしていった人たちです。

「あの人、天才だよね」という言葉は思考停止ワードです。成長停止ワードと言い換えてもいいかもしれません。他人とは比べずに、自分のやるべきことを淡々とやっていくことが大切です。

他人は自分と比べるために存在するのではありません。良いところを「盗む」ヒントを持っている人だと考えるほうが気が楽になります。坪田先生も『才能の正体』の中で「頭のいい人の行動を完コピしろ」とおっしゃっています。自分の行動を促すキッカケとして、(言葉は悪いですが)他人を使う意識のほうが、自分の才能を伸ばしていきやすいですね。

ぼくには、自分なんかよりはるかに英語ができる友人がいます。会うたびに「この人は本当にできるよな」と0.1秒は悲観的になるのですが、やっぱりあの言葉を思い出すように心がけています。

どんな成功者も、最初は赤ちゃんだった。

だからこそ、ぼくにもできる、と言い聞かせます。そこで、すぐに「最近はどんな勉強をしてる?」と聞くようにしています。「これは使える」と思ったところはすぐに「完コピ」をし始める。始めるときには「おれにできないわけがない」くらい自信過剰になるように心がけています。最初から気持ちで負けていたら、続くものも続かないですから。

もしこの note を読んでいる方が「誰かを羨んでいる」としたら、自分は自分でいいんだと言い聞かせてください。きっと人と比べることが頭に染み付いている人は多いと思います。だからこそ、意識的に自分に投げかけましょう。

どんな成功者も、最初は赤ちゃんだった。

と。

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渡邉 淳/porpor(英語学習コンシェルジュ)

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