放課後等デイサービスとは?
児童福祉や子育ての支援をしているPORTです!
「最近よく聞くけど結局、放デイって何?」
「放デイにいったら、どんな良いことがあるの?」
という声をよく耳にします。
今回は、「放課後等デイサービスとは何か?」
について改めてお伝えします!
(参照「放課後等デイサービスガイドライン」厚生労働省)
放課後等デイサービスの目的は?
放課後等デイサービス(以下、放デイ)は、平成24年に位置付けられた比較的新しい支援のことを指します。現在の大人世代が子どもの時にはまだ存在していませんでした。
放デイは、就学児に対して、授業の終了後又は休業日に、
①生活能力の向上の為に必要な訓練
②社会との交流の促進等を供与する
こととされています。
支援を必要とするお子様に対して、学校や家庭とは異なる時間・空間・人・体験を通じて、お子さまに合った支援を行う事で、発達や成長を促していこうとするものです。
放課後等デイサービスは保護者のサポーター!
放デイはお子さまの発達を支援すると加えて、
①子育ての悩み等への相談を行う
②家庭内での養育等についてペアレント・トレーニング等を行う
③保護者の方の時間を保障するために、ケアを一時代行する
これらのことにより、保護者の方の支援も図っています。放デイはお子さまも保護者の方も支える施設なんです!
1人で子育てすることがしんどいということもありますよね。
1日の中にもう少しだけでも1人になれる時間があれば楽なのに…と思う事も。
そんな時には、放デイを利用することを検討してみてください。
あなたとお子さまの味方になります。
放課後等デイサービスで行う活動とは?
放デイでは4種類の活動を複数に組み合わせて実施します。
①自立支援と日常生活の充実の為の活動
生活していく上で必要な動作や自立生活を支援するための活動を行います。お子さまが「楽しい!」「できる!」という体験を積み重ね、自己肯定感を育めるように支援します。学校とも連携を図りながら、お子さまに合った支援を展開していきます。
②創作活動
表現する喜びを体験できるようにします。令和の時代になり自然に触れる機会は年々減ってきています。日頃から自然に触れ、四季折々を感じることができるような感性を培っていきます。
③地域交流の機会の提供
発達の凸凹によって、お子さまの社会生活や経験の範囲が制限されないように、社会経験の幅を広げていきます。他施設との交流やボランティア。地域イベントやボランティアの方々との出会い等を行い、積極的に当該地域との交流を図ります。
④余暇の提供
お子さま自身が望む遊びや自分自身をリラックスさせる活動を行う事で、ゆったりとした時間を過ごせるようにします。その為の多様なプログラムを用意しています。
放課後等デイサービスを利用するには?
①利用の相談
お住まいの地域の福祉窓口や障害児相談支援事業所等に、サービスを利用したい旨を伝えます。いつから、どのように利用したいのか事前にある程度考えていただくとスムーズに話が進みます。
②施設の見学
利用したい施設をお探しいただき、施設の見学を行います。空きがあるのかないのか等含めご相談いただければと思います。各施設の特徴やスタッフの様子などを体感していただくことが重要です。
③障害児支援利用計画案の作成
利用したい施設やサービスが決まったら、申請に必要となる障害児支援利用計画案を作成します。作成方法については市町村や当該施設と話しながら進めていきます。
④申請書等の提出
先ほどの計画案と合わせて、各種書類を提出します。必要な書類は自治体によって異なりますので、窓口に事前にご確認ください。療育手帳を保有されていない場合は、医療機関等の意見書の提出が必要になる可能性があります。
⑤調査・審査
申請書を基に、放デイの利用条件を満たしているか・毎月何日利用できるかが調査、審査されます。この審査は2か月程度かかる場合があります。
⑥受給者証交付
審査の結果、放デイの利用が認められると受給者証が交付されます。
⑦施設との契約・利用開始
交付された受給者証と利用計画を持って、施設との契約手続きを行います。施設長との面談等を終え、契約完了になると、サービス利用が始まります。
まとめ
放デイは、お子さまの発達を様々な面で支援するとともに、保護者の方がほっと一息つけるような場所でもあります。
お子さまの自立に向け、よりよい子育て環境を作っていく上でも、放デイをぜひご利用いただければありがたいです!
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