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上海でぼったくられたはなし



みなさん、こんばんは。
お久しぶりですね、note更新。。。


実は4月から上海に引っ越してきたのですが、
引っ越して早々に表題のように
やらかしたので注意喚起も含めて
失敗エピソードをお話ししたいと思います、、、


時計の針が深夜12時を回った頃、

久々にTinderのアプリを開けた所が
今回の引き金


テキトーに見ては
右swipe、左swipe…
を繰り返してるとマッチするわするわ

そんなこんなしてると
ある女性からメッセージが

你是哪里人呀(あなたどこの人なの⁇)

日本人だよと返すと


たわいもないメッセージを中国語でやりとりしてると
那我们明天中午一起吃饭吧
(明日、お昼にご飯行かない⁇)


ものの十分足らずで
明日の昼の予定が埋まってしまったよと

普段なら警戒するはずなのに、
暇すぎる上海生活に飽き飽きしていた僕は、二つ返事でOKしてしまった、、、


そして、
翌日の朝


ウキウキしてるのが良くわかるメッセージと共に、


南京东路のここに集合ね

と地図の共有が送られてきていた


アプリ上で人と出会うのも久々だったので、

会うのは良いんだけど、それまで億劫な気持ちが強過ぎて行くの辞めたくなる

この感覚

名もない感情に押し殺されそうになりながら

好的(分かった)

と返事して、南京东路へと急いだ



そして、集合場所で
出会った女性は、Tinderの写真からは少しかけ離れた容姿
服装も、まだまだ4月といえどどんより雲が覆う上海は肌寒いにも関わらず、薄着の格好で
胸を強調させた服装はいかにも地雷臭を感じてしまった


しかし、
始まってしまったからには仕方ないと思いながら

我们去哪里(どこに行くの⁇)
と冴えない声で聞くと、

有附近推荐的店
近くに美味しい店があるからそこに行くと


彼女に言われるがままに
人混みの南京东路から一本奥に入った小道を
歩いていた


すると、話がなんだかんだ弾みながら
入ったのは火鍋屋さんだった


連れてかれた火鍋屋さん


これは、
翌日にメニュー表を確認したく足を運んだ時に撮影した写真だが、

平日の夕方というのもあるけど、店は開いておらず
よく見ると看板もないし、何時からopenかも書いていない店構えだった、、、

明らかに正規のお店ではないですね

その怪しさに気づけばよかったものの、その時には
気づけなかったのが悔やまれる



そして、入店するも

人気はなく、

店には、1人の店員のみ



祝日の昼間、しかも南京东路という一の大繁華街の近くなのに
こんな閑散としてる火鍋屋さん大丈夫かよと思いながら個室をチラチラ観察していると


火鍋のメニューは私のおすすめを頼むねと
メニューをあまり見せてもらえず、注文が済まされていた


ここでチラッと見て覚えているのは、

トマト火鍋を食べたのだが、100元前後だったことだけで、


それ以外のメニューに目が行く暇もなくメニューは下げられてしまった


そして、
運ばれてきたのは


朝日の瓶ビールとワインの大きなガラス瓶


私はコーラとワインを交互飲みをするのが好きなのと

どんどんワインを飲み干していく彼女


お酒が好きな自分も

昼間からお酒に罪悪感を感じながらも


彼女に合わせて飲んでいると


気づけば


2人でワインの瓶を3つも空けていて、
おまけに白酒まで注文しだし、一緒に乾杯しようと強要してくるのである



肝心の火鍋の牛肉や海鮮は

びっくりするほど小さく
あまり美味しくないものだった。。。


2時間ほどが経ったであろうか


あまり美味しくない食べ物でまだまだ空きっ腹だった私に、
どんどん酒を勧められ終始high paceだった飲みに終止符を打つのは


酔っ払い状態の自分に突きつける
6000元を超える金額の伝票だった


流石にまさかの金額に
頭が一瞬冷静になったものの


あなたたちはワインを3瓶も開けたのよ
ワインはここでは2000元以上するのと詰められ


酔っ払っていた自分は


よく分からないままお支払いを終えてしまっていた



その後、その建物の下に仮設で作られたようなカラオケに無理やり連れてかれ


自分は帰りたい、とゴネるのを静止して
一曲は歌わないと、ここを出れないの
というよく分からない理屈に付き合わされて


一曲歌ってるのを聴いていた


この後の失態も頂けなかった


iPhoneをロック解除したまま、テーブルの上に置きっぱにしていたのだ


中国ではQRコード決済が当たり前なのだが


案の定、自分の携帯でお支払いが済まされていたのだ


酔っ払っている自分には
分からないタイミングでお支払いが済まされ


やっと解放されたのである



その夜に冷静になり、
その日のお支払いを見ると


なんと二万元を超えていたことに目を疑った


よくよく支払い履歴を見ると
一軒目の火鍋屋さんで一万元近くが支払われているのではないか。。。


流石に
これは大変な目にあったと思っていると


こんな記事を見つけた


どうやら上海の南京东路でのぼったくりの被害が多発してるのだ


まさに自分は
これにまんまと引っかかってしまったのだ


まさか
白昼堂々とも行われてるなんて



ことの全容は以上であるが、
実は続きがある



なんと、お金が翌日返金されたのだ



流石にまずいと悟った私は

天津時代の日本語の話せる中国人の友達にも協力を仰ぎながら


翌日、
被害にあったお店に赴き(先ほどの写真)、その足で近くの公安に向かったのである


公安で事情聴取を友達の電話越しの訴えにも助けてもらいながら、行っていると



なんと、騙してきた女性から連絡があるではないか😳


你在干嘛呀〜(今何してるの〜)


流石にこれはチャンスと思い、
公安の人たちは


你的要求是退钱,对吧
那你现在对她说给我退钱
(あなたの訴えはお金を返して欲しいんだろ⁇
じゃ、今彼女にお金を返せと訴えなさい)


と、言う


まさか

正面からお金を返してくださいなんて

言ったところで、返ってはこないと半ば諦めながら要求を突きつけると



可以(いいよ)


と返事が来るではないか。。。


これには、公安のみんなも大爆笑


私と公安のやり取りを聞いている他の者までからも歓声が起こったのである


この事態の急展開にも半ば
着いていけなかったのが本音であるが、


なんと
21685元の被害の内
21000元の取り返しに成功したのであった。。。


本当に冗談のような話で
こんなにもあっさり、返金してくれる人ばかりではないし、あなたも大分ラッキーだった

また、南京东路での日本人の被害は多発しているし、この辺で飲み食いするのは気をつけなさい


と公安の方々からご指導を賜りながら、


精一杯の感謝を伝えて公安を後にしました


中国語でのやりとりはなんとかなるものの、
抜け抜けと騙された日本人の訴えに
親身に事情聴取をしてくれて

余談だが
(事情聴取の一部始終が筆記されており、)

言葉に詰まり、なんて言おうかな、、、と言う意味の
怎么说呢…
まで、筆記されてたのを見た時には
びっくりするくらい細かくて
流石に爆笑してしまった



自分の返金までの一部始終に
一喜一憂しながら生まれた公安内の一体感は
とても、心地が良かったし


本当に彼らの対応に感謝してもしきれない思いでいっぱいになった



自分がまさか

と思っている人が殆どかと思うが

やはり、海外で生活していることを十二分に自覚して行動をしなければならないと
再認識させられた事件でした


彼女のしたたかなところは

私の目を盗んで私のスマホをいじり
Tinder上でのやりとりを削除し、支払いに使った支付宝(決済アプリ)の支払い履歴からも支払いの通知を削除していたことである

それくらい巧妙に、抜かりなく手がかりを潰していくところからも常習犯なことを窺わせる



みなさんもくれぐれもお気をつけください


南京东路

やはり怖いところですね



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