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【書評】時代が変わると、学び方も変わる

正しくはBLENDED LEARNINGです。
申し訳ありません。

新リモート時代の人材育成学
ブレンディッド•ラーニング
小仁聡•著
フローラル出版

2020年はリモート(オンライン)研修元年となり、その後さまざまな課題を発見し、改善されながら研修のオンライン化が進められていることと思います。
(私は人事関係者ではない上に、職場で研修というものがないのでわかりませんが。)

この本はかなり実践的なので難しかったですが、
研修に携わる方や、人材育成•教育関係の方には大変役に立つのではないかと思います。

ポイントは、ただオンライン化すれば良いってもんじゃない!ということです。
対面•非対面をブレンドするだけではなく、あらゆるテクノロジーや便利なツール•アプリケーション、動画•音声などコンテンツの種類、大人が学ぼうとするトリガーやモチベーションに関わる教育理論など様々な要素を適切にブレンドしていくやり方が、タイトルである「ブレンディッド•ラーニング」なのです。

オンラインひとつとっても、リアルタイムで同期しながら学習したり、置いてある動画を好きな時に見たり、さまざまなやり方があって、それは内容によって適したやり方があるでしょう。
また、学習は「インプット」<「アウトプット」<「人に教える」の順に定着することが知られていますが、そこにどのようなツールを使えば効果的に定着するのかを考えることも重要です。さらに、それぞれの段階に使うコンテンツとしては図がいいのか、動画がいいのか、筆記試験が良いのか?大人の学ぶモチベーションを考えるといつ実施するのが良いのか?考え出すと奥が深い。楽しいですね。

そもそも、日々の業務が忙しいと、研修の必要性って軽視されがちではありませんか?でもでも、日々変化する時代の中で競争力を発揮するためには、やっぱり研修って必要なんじゃないかなって思うんですよね〜!この本を読んだら、研修のプログラムを組んだりしてみたくなりますよ!

変わっていく時代の中で、できるだけポジティブに、波に乗って行けたら良いですね!

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