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タイヤマルゼンタイヤマルゼン

私が初めてライブに行ったのは、
バンドでした。

18歳になりたての1月のある日、
牛丼を買うには財布も寒かったので
とりあえず豚丼をかきこんで、
周りのお姉さんたちに言われるがままに、
ダウンコートを心許ないクロークに預けて、
半袖になって地下室に向かいました。

階段の途中で売っていたグッズは
目当てのものが売り切れてて、
それでも一矢報いたタオルは今も使っています。

私が初めてライブに行ったのは、
ビジュアル系バンドでした。

今は絶対ダメすぎる
口に含んだ水を観客席に撒き散らすファンサービス
(私たちはそれを「聖水」と呼び、
必死で浴びにいくのでした)。
ラウドなサウンド、アウトな表現。
私たちは「平民」と呼ばれ、
煽られ、ずっとヘドバンしてたら変なゾーンに入ってた。

私が初めてライブに行ったのは、
日本一面白いビジュアル系バンド
「Jin-Machine」でした。

音楽は本格的でおもしろくて、ビジュアル系らしからぬ幅があるんですが、
テーマや歌詞がふざけすぎてる。
お笑い系のバンドです。

18歳の頃〜数年間好きだったのですが、
いつしか聴かなくなってて、
その間にメンバーも変わってて
好きだったメンバーの名前もマイナーチェンジしてて。

この前、久しぶりにYouTubeでMVを観ました。
それが、これです↓

日本一面白いビジュアル系バンドJin-Machineが勝手に好きなものとコラボ楽曲第二弾!
Jin-Machineの機材車がある日、出発しようと思ったらパンクしていた経験からインスピレーションを得て一方的にコラボ、制作した楽曲。
ミサ(ライブ)会場では一緒にタイヤを転がそう!

アホや。
相変わらずアホやった。
めっちゃ安心しました。
変わってないなぁと思ってなんだか嬉しくなっちゃった。

ちゃんとビジュアル系のまま、
やりたいことをやっているその気概が好きでした。

これからも変わらないでねJin-Machine

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