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老後2000万円問題って何?詳しく説明して!💰

以前、金融庁が「老後に年金以外に2000万円足りなくなる」といって大騒ぎになりました。

これを、我々は「老後2000万円問題」と言っています。

老後2000万円問題が言われ始めてから数年が経ち、ちゃんと勉強していない人にとっては、

「老後までに2000万年貯めなきゃいけないのかあ」と絶望に打ちひしがれている方もいるでしょう。

ただ、思い込みで絶望することはよくありません。

本日は「老後2000万円問題」についての正しい知識を確認し、正しく老後に備えることができるようになることを目的とします。

一緒に勉強しましょう!

1. 本当に2000万円必要なのか?

まずは、ここを疑ってかかるべきでしょう。
どうしてこの数字がでてきたのかを理解しなくては、正しく老後2000万円問題と向き合うことはできません。

金融庁は、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯では毎月約5.5万円の不足が生じると仮定しました。

そして、毎月5.5万円不足するとしたら、30年間生きたら、

5.5(万円)×12(ヶ月)×30(年)で1980万円足りなくなる。

だから2000万円足りないよね。

という論調です。
つまり、2000万円足りなくなるかどうかは、以下の3つの条件が必要です。


①無職で年金以外に収入がない。
②夫95歳、妻90歳まで生き続ける。
③毎月5.5万円支出の方が多い生活を送っている。


要するに、働けば解決します。
夫と妻で毎月3万円ずつ稼ぐことができれば、支出に対して収入が上回り、貯金は増えていきます。

たったこれだけのことなのです。

他にも、②については、90代までに亡くなったら随分と話は変わってきます。95歳、90歳まで生きることを前提としていることを忘れてはいけません。

さらに③についてはどうでしょうか。
大前提で毎月5.5万円ほど支出が多い生活を送っていることを仮定していますが、どのように導き出されたのでしょうか。

これも確認しなくてはなりません。
以下に、当時発表された家系の支出の内訳をだします。

食料:6万4444円
住居:1万3656円
光熱・水道:1万9267円
家具・家事用品:9405円

被服及び履物:6497円
保健医療:1万5512円
交通・通信:2万7576円
教育:15円
教養娯楽:2万5077円
その他の消費支出:5万4028円
非消費支出(社会保険など):2万8240円


これを見ただけでも、随分と削れるところがあります。
例えば、「交通・通信」は、車を持たない、スマホは格安にして固定電話を持たない、とすれば、月7000円程度で十分に賄えるでしょう。

2万円浮きました。

「教養娯楽」も削れますね。Amazonプライムに入れば、毎月500円で映画・読書・音楽が見放題、聴き放題です。

仮に他にも娯楽が欲しい!と思っても、一ヶ月一万円もあれば十分楽しんでいると思います。

そうすれば、さらに1万5000円浮きました。

最後に、「その他の消費支出」5万4028円です。

そんなかかる、、?

内容を聞くと、家の修理だったり、お年玉だったりだそうです。

これって正直、家計が苦しいなら削減できますよね。

節約家の人にとっては、「なぜこんなにかかるの?」と言った感覚でしょう。

外面を気にしなければ、少なくとも2万円はカットできるはずです。


どうでしょうか。
これで、5.5万円浮きました。

つまり、老後0円で足りるという計算になりますね。

収入を増やしても良いし、支出を減らすことによっても、この老後2000万円問題は難なく回避できるというのが私の考え方です。

2. 具体的にどう備える?

さて、個人的には老後に2000万円も使わなくても生きていけると思いますが、これはあくまで私の場合です。

支出が5.5万円上回ったり、もしくはそれ以上にかかる家庭もあるでしょう。

最終的には、各家庭で判断しなければなりません。

そのためには、まずは、家計を把握することです。

毎月いくら使っていて、それは老後にはどの程度の支出になりそうなのか、しっかりと把握しておく必要があります。

また、65歳、60歳以降の収入はいくらになるのか、それまでに貯金はどれくらいできていそうなのかを把握しなければなりません。

自分ごととして、自分の場合に当てはめて考えることが何より重要なのです。

それを怠ることは、現実逃避そのものです。

何も考えずにただ怯えるのではなく、真実を知って将来に備えていきましょう。

そして、家計の把握が終われば、色々な手段を使って備えを始めましょう。
有効な手段はたくさんあります。

・効果的な節約法
・NISA
・iDeCo
・マイクロ法人✖️フリーランス

これらの知識を1つずつ蓄え、知識武装していくことが、老後を豊かに暮らすことにつながります。

上の4つの内容も、後々お金の授業を通して学んでいきましょう。

それでは、みんなで豊かな人生を掴み取りましょう!!

アディオス!

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