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SSHって何?進路の選択肢に入れるべき?②

SSHって何?進路の選択肢に入れた方が良いの?

最近教育業界で話題になっているSSHとは一体なんなのでしょうか。

理科の勉強が充実しているの?

そんなふうに断片的な知識でそれ以降は深めていないという人も多くいることでしょう。

そこで今回は、3度の飯より理科大好きおじさんのこの私が、この記事を読むだけでSSHについて詳しくなれるように解説します。

前回の記事で、
・SSHが何か。
・学校でどんな取り組みをしているのか

について解説しました。
ご興味がある方はこちらからご覧ください。


そして、今回は、
「受験先の選択肢に入れた方が良いのか」という観点で解説していこうと思います。

皆さんのお役に立てれば幸いです。

3. 受験先の選択肢に入れた方が良い?

さて、では受験先の選択肢に入れた方が良いのかという点ですが、

結論から言うと、

「SSH関連の研究成果を下に、推薦で毎年難関大学に行っている実績があるなら行く価値アリ」

です。

どう言うことでしょうか。

今、受験業界では、
推薦枠の数がどんどん増えています。

推薦枠で入る子は、

「自分の課題研究の成果を実績として、推薦の受験にチャレンジしています。」

つまり、SSHで研究の環境が整っていれば、受験の面接の際によりアピールできるポイントが増えるということです。

したがって、毎年推薦枠での難関大の合格実績がある学校であれば、その学校に入って研究に励む意義は大いにあると言うことになります。

また、SSHのプログラムを通して、
・研究の基本や型
・実験の技能
・論理的思考力
・継続力
・PDCAを回す経験
・プレゼン力

色々な力を手にすることができます。

ここでの経験は、間違いなく大学入学後や、社会人でも必要となるスキルです。

「高校の間に良い経験ができている。」と言うのは間違いないでしょう。


しかし、一点気をつけるべきポイントがあります。

それは、「受験勉強の時間が削られる」と言うことです。

研究を行うとなれば、かなりの時間を研究に注ぎ込むことになります。

人によっては、2年間毎週のように研究に向き合って、放課後も実験をしたり、データの分析をすることになります。

つまり、勉強の時間を削りながらやることになるのです。

うまく成果が出たり、良い発表ができる内容が構築されれば問題ありません。なぜなら、推薦で有利になるからです。

しかし、思ったような成果が出なかったり、そもそも推薦での実績がない高校だった場合はどうなるでしょうか。

そうです。
お察しの通り、時間だけが過ぎていくことになります。

受験生にとって、大量の時間を奪われることは相当な痛手になります。
運動部の子が勉強の時間を確保できないのと同じような状況です。

もちろん、先ほど述べたような色々なスキルは身についていきます。

しかし、多くの高校生にとって、一番の目標にしているところは
「志望校合格」
のはずです。

そこから外れるようなことをすればするほど、目標達成は遠のいていきます。

したがって、私が中学生だとして、SSH指定校にいく場合の条件は、
・SSHでの研究を活かして、毎年推薦での合格実績があるかどうか。
・あまりに研究に時間を奪われるカリキュラムになっていないかどうか。

この辺りが重要になってきます。

皆さんもぜひ一度、SSH指定校に進学するかどうか考えてみてください。


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