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歌い手活動を1年やってみて|#記録

| 歌い手活動を始め1年が経過していた
気づけば3月も終わりかけのこの時期. 気温が暖かくなってきたと思いきや寒さがまた訪れようとしている. しかし、まだ3月は終われない. 大学2年生の2月から始めた”歌ってみた”の活動が気がつけば1年やっていた. 毎月続けていくはずのnoteでの振り返りもサボり続けて数ヶ月…2月で1年であったのに振り返りをしようと思いはや1ヶ月…いよいよ投稿するタイミングを逃してしまった. 振り返りを投稿せずに3月は終われないのである.

1年週1投稿を続けてきたが正直、動画投稿を舐めていた…やれば評価される時代はとっくに終わっていた. やったもん勝ちであった歌い手も令和になれば飽和状態である. そのため、評価どころか再生すらされない状況が続いた…しかし、そんな現在だからこそ続けること、独りよがりで作品をひたすら生み出していくことが大切であると考えている. 

誰もが生み出せる時代に、やりたいのに生み出さない方が愚かであろう. 生み出し死んでいくの繰り返しをしていれば、いずれ何者かにはなれる気がする. Adoさんでも世間の認知に7年かかったのだから… 私は何者になれるのか… それが見られるまではやめられない.

| 気がつけば機材も…
活動しながら少しずつ機材を集めてきたのだが、気がつけばオーディオインターフェス・MacPro・マイク・ヘッドフォン・キーボード、物理的な機械はすでに趣味の域を超越している. ソフトであればLogicProをMacProを購入すると同時に、学生の特権を活用し購入した. 毎週自分で音楽Mixをするようになり、無料エフェクトでは物足りず、有料エフェクトをさすようになっていた. コンプ・マルチコンンプ・オートメーション・ディエッサー・ディレイ・リバーブ・マスタリングソフトである. 日頃使っている機材(2022.3)をYouTube(Mixのやり方の動画)の説明欄で公開している. 

【音痴大学生】音楽知識0から1年間独学でMixした結果【Mix法】
YouTubeより


| 楽しいだけではなかった

大学の講義・課題、バイトがあるため録音するのは主に朝、喉が死んでいようが前の日の就寝が遅かろうが週の終わりまでには録音しておかなければならない. 週1本投稿を目標にガムシャラに歌っていた. それで終わりではない. 毎週日曜日に投稿していたため、金曜日までに録音したら土日を使いMIXを自ら試行錯誤しながらやってきた. 好きなことであってもここまで続けてきたことは、自分を賞賛しよう. 

今はMIX作業も慣れてきたために早くなった. というよりは自分と折衷をとる感覚、自分の考える完成が歌う前から見えるようになったの2点が大きい. 作品を作ったことのある者はこの感覚が理解できると思う. 理想があってもそれを必ずしも形にできるわけではない. その完成の理想と現実の曖昧なバランスをどこで納得させるか、どこに落ち着かせるのか. が掴めるようになったのである.

技術面だけではない. 自分の出せる地声の限界(2midG#)と裏声の限界(hiG#)をいかに作品の中に入れ込むか. 例えば、自分の限界域で出し切ってサビで原キー(hi音域)のコーラスを被せるといった工夫である. しかし、本来ボカロP様がその音域が素晴らしいと思い作っている世界観を崩したくない. そんな自分とボカロP作品との対話も何度も行った. 上手ければ考えをそのまま表現できるのだが… 素人は工夫していくしかないのだ. そんな折衷?諦めを何度も悩んでいた気がする. まだまだ歌いたい作品は多くあるが、自分の考える完成には近づけないことから歌っていない…1日でもみんなに公開できるように頑張っていきたい.

| 記憶に残っている作品
そろそろ振り返りらしいことをやっていこう. 最も記憶に残っている作品は”げのげ”という”なきそさん”の楽曲だ. 奇妙な雰囲気を自分なりに特別表現できていた作品であった. そして投稿してきた作品の中で最も再生数が伸びていることも印象深い.

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奇妙な作品繋がりでいえば”柊キライさん”の作品と出会えたことが大きな転機であった. ボカロ全盛期のじんさんに出会えたような、カンザキイオリの曲を初めて聞いた時のような熱を体に感じた. キライさんの楽曲で初めて歌った作品に”ヒト”という曲がある. とても奇妙でかっこいいサウンドが特徴である. ここでガナリやコーラスを積極的に作品に取り入れ出したため”ヒト”が今の表現のきっかけになったとも言える. キライさんの曲は一曲ハマれば全楽曲沼に引きずり込まれるようにハマってしまう中毒性の強い曲が多い. 多くの歌い手がハマり、ガナっていることであろうw 今のボカロ界を一変させるくらいには大きな存在であったことは間違いない.

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”キュートなカノジョ”も印象深い. ハロウィンチックな奇妙なサウンドに、”可不”の息遣いが地雷系の歌詞と混じり合い、今までにないボカロが生み出されたと感動したのを覚えている. その世界観を崩さずに自分なりにセリフやコーラスを入れ込むなどの工夫をしていた. 黒歴史となりえる作品ではあったが作っていてとても楽しかった. この作品を通して”syudou様”の大ファンになったといえるほど大きなものであった. もちろん”邪魔”や”うっせぇわ””コールボーイ”といった作品も名作ではあるのだが、今までにない新しい顔が見れた瞬間に感動が大きかった.

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転機という意味で記憶に残っている作品は”ロウワー”だ. ここから大きくMixが変化した. これまでボーカルがinstに埋もれたり、音がこもっていたりなど満足いく音質にまで持っていくことができていなかった. しかし、”ロウワー”から有料エフェクトを購入してMixの質を上げていった. 特に”JJP Vocals”というマルチコンプ?を購入したことが大きな変化となった. とにかく神エフェクトで早く買っておけば…と後悔するほどだ. この作品からやっと歌い手の仲間入りできたような満足いく作品を多く生み出せたと考えている. 

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1回目の歌ってみた”KING”を比較しても成長が目に見えて面白い.↓

初投稿 KING
43回目の投稿 KING×エンビーベイビー

| 2年目に向けて挑戦したいこと
ニコニコでは少しずつ再生数が伸びてきている. そのためYouTubeで積極的に活動していこうと考えている. 歌ってみただけではなくゲームの配信やオリジナル楽曲の発信を行うことで活動の幅を分散し、可能性を広げることができる. 本プラットフォームのnoteも”月の振り返り”や”小説”、”考えたことの記録”と閲覧数いいねが増えてきているため投稿頻度を加速させていきたい. 
この1年は動画や音楽の編集、録音の仕方など手探りで行っていたため、歌ってみたで手一杯であった. 歌ってみたに慣れてきた2年目はそれ以外で何かを生み出し発進していくことに熱を注いでいきたい.

早速、3月27日に初のオリジナル楽曲”Es”を各配信サイトで出す準備ができている.とにかく作品は生み出し捨てていく、生み出し外に出していくことを意識して取り組んでいこうと思う. その中で、少しの人でも応援してくださっている方への感謝を忘れずに、取り組んでいきたい.

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