マンション管理業協会は7月5日、「マンション管理適正評価制度」の管理状況評価結果を東急リバブルの不動産情報サイトに掲載することを発表しました。

このことによって今後オーナーやこれから購入を検討している人が、ちゃんと管理されている（＝つまり、価値が維持できる）マンションを選ぶことができるようになります。

それでは、「マンション管理適正評価制度」がそもそも何か、見てみましょう。

マンション管理適正評価：管理状態を★の6段階で表示

【マンション管理適正評価制度】とは、一般社団法人マンション管理業協会が2022年4月から開始した制度のことです。

マンションの管理状態や管理組合の運営状態を1年に1度、5つの観点からチェックし、6段階で評価します。

これまでは情報が非公開だったので購入を検討する側は情報を得られず、「良質な管理状態かどうか」が見えにくいという問題点がありました。

管理の質は、マンションの資産価値を高め、長く維持することに繋がります。

食べログで「良いレストランを探したい」と思うのと同様に、
マンション管理適正評価制度を見ることで、購入検討者も安心したマンション選びができるようになるのです。

評価ポイントは大きく分けると5つ

マンションの管理状態を5つのポイントに分類しています。
現在の管理組合の運営状況などのソフト面から、建物・設備の維持管理状況などのハード面まで、およそ30項目について評価し、各項目の点数を足した合計点により6段階で表示します。

今回新たに掲載が発表された東京リバブル株式会社の運営する「中古マンション情報ライブラリー」では、常時8万8,000棟以上の分譲マンションデータが公開されています。

今年の夏以降に掲載される予定で、この評価制度の認知度が上がるだろうと期待されています。

高い評価がつけば、それを維持していくことでマンションの価値を上げることに繋がります。
また低い評価が出ても評価ポイント・点数が可視化されるので改善計画も立てやすくなるだろうと期待できます。

今後掲載が開始される予定のwebページはこちらなので、是非チェックしてみてください。
https://www.livable.co.jp/mansion/library/