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サルトル『嘔吐』を読んで

サルトルの嘔吐を読んでいる。煙草を吸った。マルボロのメントール、8mm。買ったばかりのzippoで火をつける。最近肺に入れる吸い方を覚えた。肺喫煙はニコチンとかタールをもろに体に入れるので、身体が煙一色になる。俗にいうヤニクラ。こんなにキマったのは初めてだった。がっつり肺喫煙するときは座ってするのが安全だと思う。 嘔吐。必然性という言葉が多く出てくる。昔の自分は、生きる方法というか、世界をどのように捉えたらいいか、他の人たちがどうやって正しいと思われるふるまいをしているのか

    • 防衛省 令和5年度『予算の概要』の概要と、思ったこと

      防衛省が今年も『予算の概要』を公開したので、気になったことと、感想を少しだけ書きます。 ざっくりこんな感じ 1.あと5年以内に戦争起きるかも! 2.殴られる前に封じます! 3.万が一殴られても戦います! 4.長期戦に備えて体力つけます! 5.隊員をもっと大事にします! 6.新兵器を作って使います! パッと見で個人的に思ったこと 防衛力抜本的強化「元年」予算というワードセンスのアレさはさておいて、防衛省本気なんだな〜て印象です。 多次元統合防衛力、領域横断作

      • エッセイと日記

        自分の記事と人の記事を比べて、ああ魅力が足りないな、なんて思う。 でも、僕がTwitterとかnoteで書くことは日記調の文章。日記とエッセイは、似て非なるものだと思う。日記は独り言、エッセイは物語調に現実を切り取るものだ。相手が存在しないのが前者で、存在するのが後者ともいえる。 日記の記事に魅力がなくても、淡白な人なのね、程度の評価で終わるのかもしれない。でも、エッセイを書こうと思うと、日常生活をいかに描写するかが問われてくる。こうなるとセンスの問題だ。 まあ、記事に

        • 思うことすべては抱えきれない

          「我おもう故に我あり」という言葉がある。僕に哲学の素養があればデカルトの格好良い言葉もすらっと引用して頭良い感じの記事を書けるのかな、なんて思う。いつもnoteとかTwitterに書くのはたいていとるに足らない日常のことだ。 お仕事が定時に終わったので少しお買い物をしようと思った。まずは自転車で古本屋へ行き、ドラゴン桜と参考書を物色。ひとしきり満足すると、何を探すでもなく文庫のコーナーへ向かう。 ついつい岩波とか新潮あたりを見て当初の予定にない本を衝動買いしてしまい、結果

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        サルトル『嘔吐』を読んで

          【書評】『死に至る病』S・キェルケゴール

          『死に至る病』S Kierkegaard (実存主義の祖セーレン・キェルケゴール(1813-55)。デンマークに生きた孤高の哲学者は、主著である本書で生の意味を問い、「死に至る病とは絶望のことである」という鮮烈な主張を打ち出した。 そして「絶望」と「罪」の診断から「病」の治癒に至る道筋を描く。絶望が深まる21世紀の世界に限りない教えと救いを与える決定的名著、ここに甦る。 【読書感想文】 「絶望を絶望と知らずにいる絶望」、「絶望して自己自身であろうとしない絶望」、「絶望し

          【書評】『死に至る病』S・キェルケゴール

          【書評】『歴史としての社会主義』和田春樹

          要約ソビエト連邦崩壊後、新生ロシア連邦下のモスクワ・クレムリン情勢の分析からはじまり、ユートピア思想の起こりから社会主義の終わりまでを網羅的に解説した本 概要社会主義思想の基盤としてのユートピア思想が十個弱紹介されており、そのうちの特に重要な数個は詳しく説明されています。予備知識の少ない読者でも分かりやすく読み解ける、比較的平易な印象でした。 欧州の社会主義の受容、ソ連邦成立の過程についても同様に、ユートピア思想と平行して丁寧に論じられていくため理解しやすいです。 流れ

          【書評】『歴史としての社会主義』和田春樹