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「どれも癖が強い!?」研究者ブログのすすめ!

こんにちは、海外で現役ポスドク(生命科学系)をしておりますポス山毒太郎と申します。このnoteはあくまで毒太郎の体験を元に、偏見に基づいた感想を語っていく場です。ですのでほとんど統計値などは出てきませんので悪しからず。

さて、いきなりですが研究者はなんだかんだ待ち時間が多いです。なぜかというと例えば生命系研究者は細胞やマウスを扱うため、マウスに何か薬を投与して次の日にマウスの状態を確認したり、また酵素反応、化学反応も一瞬で終わるわけではないので、試薬を入れたら1時間、次に別の試薬を入れたら2時間と待ち時間ばかりです。ですので忙しそうに見えて、実を言うと暇にしようと思えば暇に出来ます。その間に行う作業で研究者としての差が出ること間違いなしです。

では”できる研究者”とは、その待ち時間の間に何をするでしょうか?

論文を読む?
論文を書く?
申請書を書く?
英語の勉強をする?

いいえ違います!
ズバリ研究者のブログを読みます(そんなことはない)!!

ということで今回は筆者が長年読んでいるもしくは読んでいたブログをいくつか紹介したいと思います。その前にぜひ筆者をフォローお願いします。 


注意点

ここに載せたブログ著者の先生方は、筆者と何の関わりもありません。中には一方的に学会等でみたことのある先生もいますが、知り合いは一人もいません。ですのでここでブログを紹介する許可もとっていません。

各ブログのネガティブなことは載せてない(と言うか紹介する時点で筆者は以下ブログにネガティブな点は感じていません)ですが、もし何らかの方法で苦情がありましたらすぐに修正いたします。もしくは当該部分を削除します。もしくは有料記事として購入者のみが閲覧できるようにします。記事が急になくなった際は察してください。

筆者もまだ身バレはしていない(ハズ!)ものの現役の研究者なので干されたくないです!
筆者の大きなミッションのひとつは、研究者、論文を研究者以外の方々に身近に感じていただくことです。ですので先生方の寛大な処置を期待しております。
 

紹介の前に研究者ブロガー悲しい現実

今記事で紹介する研究者ブログは、著者がほとんど教授クラスによるものです。筆者は今まで数多の研究者ブログを読んできましたが、その中ではポスドクや大学院生のブログもありました。ただしそのほとんどは数年で消息不明になります笑。しかも後半は更新頻度も落ち、内容も鬱っぽくなっていくのが大半です(笑えない)。

筆者も今は元気ですが、続けていくうちに陰鬱とした記事が続いたり、ぴたりと一ヶ月とか更新が途絶えたらいろんな意味での“終わり”を察してください。

“いいね”、“フォロー”のワンクリック音が筆者を何度でも蘇らせてくれます(スラムダンク風)。記事購入も大きなモチベ上昇につながります!
というか若手研究者はブログなんか書いてないで、研究しろっ!というセルフツッコミをいれたところで以下紹介に移ります。
 


洛中洛外から椛島健治の頭の中を送ります

トップバッターは、カバティこと京都大学皮膚科教授の椛島先生です。
他から筆者が聞いた所によると、京都大学は日本トップの大学、病院を謳うため京都大学出身生が逆に医学部教授になりにくいらしい(噂)ですが、それを跳ね除けて教授になるほどに研究、臨床共に優れた医学者、研究者です。
ご自身の趣味であるランニングや生活ブログの他に、参加もしくはオーガナイズされた学会情報、読まれた本や新聞記事の情報を載せられており、筆者もここで紹介されていた本を何冊か買いました。ほぼ毎日更新されているのも見どころです。なんか山奥っぽいところに住んでて憧れます。
 

リアル異世界おじさんブログ

このブログの著者は、アメリカでポスドクを長年された後に某国(本人がいうには異世界)で教授をしているという面白い経歴を持った研究者です。ご本人も身バレは気にしていないのか、熟読すればまあまあ身バレの情報は散りばめられていますがここでは伏せます。筆者は科学のこれから10−20年は、某国と米国が中心を担うと思っていますが、先生のブログを読むと某国の科学の実態や、某国人が日本人に思う感情の実態が掴めるかもしれません。リアルな現地からの声なので普段から楽しく読んでいます。ほぼ毎日更新されていますのでおススメです。
 

大学教授のぶっちゃけ話

山形大学城戸教授のブログです。東北に燦々と輝く巨星です。と言っても分野が全く門外漢なので存じ上げないのですが、ブログを読む限り熱量の高いゴルフ好きのおっちゃんです。自分が賞をとったら自慢、所属する学生が賞を取ったら自慢ととにかく熱量が高い。自慢ができるだけの業績が絶え間なく出ているのは、研究室全体が熱い証拠です。やたら自分で立ち上げた?(もしくは協賛?した)会社のフリーズドライやらアイスを推してきます。彼のせいでだだちゃ豆を認識しました。また食にもだいぶこだわりがあるようで、紹介されるレストランや食べ物の写真はどれも美味しそうです。最近は胃もたれを起こして読んでいませんが、更新頻度はかなり高いのでおススメです。
 

慶應大学 吉村研究室

慶應の吉村先生といえば、生物系の研究者は全員知っていることとを思います。我らnonMD研究者の希望の星です。というのも医学部系の研究所で医者以外が教授になることは極めて稀だからです。筆者はこれを問題だと思っていて(というかnonMD研究者としてのポジショントークですが)、この点に関してはまた別の記事でまとめたいと思います。吉村先生はそんな状況のなか、あの慶應大学医学部で教授をされています。そろそろ退官だと思いますが、ホームページについているブログ(ニュースの項目)はたまに更新されています。最近発売された免疫学の本も購入しました。最近本の発売とともにブログも更新されていますが、基本的には不定期更新です。ホームページ上にある“研究のヒント”も必読です。
 
特に下記ブログ記事からリンクが繋がる

独創性とは何か?

独創性とは何か?

という記事ではまだギリギリ日本がイケイケだった時代のレジェント達、もはや今となっては偉人達の対話が楽しめます。ちなみに筆者はあまり読んでません汗。言ってることはまあ月並みです。

!!緊急!!
ここで緊急速報です!!先生の最新の記事を見てみると、退官につきホームページを閉鎖するとのことが書いてありました。

「今までありがとうございました、先生のブログをいつも楽しみにしておりました。」と思う反面、何卒バックナンバーはどこか別のサイト等で閲覧し続けられるようにしておいて欲しいです。
いつまで見れるかわからないので、とにかく今のうちに必読です。最終講義も無料で見れるから皆見るんだ!!もし本当にホームページを閉鎖されるなら、noteデビューを望みます!! 

もし別のサイトや、先生が別の大学に移ってそこでブログを見れるようなことがありましたら、また緊急で記事にしたいと思います!!


国立大学法人 東京医科歯科大学 高等研究院 制がんストラテジー研究室 中山敬一先生

九州大学に輝くレジェンド研究者の一人です。と思ったら東京医科歯科大学に移られていました(ラボ名が長い)。ブログというかエッセイがラボホームページ中にあります(教授からのメッセージ)がこれも研究者なら必読です。
例えば「医者研究者は臨床研修を経ずに研究界に来い、研究者として世界と戦うなら医者として働く余裕なんてないぞ!!」のようなことを述べていたと思います。当時(10年前以上)は毒が強すぎて、叩かれていたみたいですが、全く的をいています。本も出されているようなので興味のある方はぜひ読んでみてください。ただし知り合いからの情報によると当人は若手時代、医者としてめちゃくちゃバイトしていたみたいです笑。あくまで噂です。
 

うつ病な研究者のブログ

こちらは珍しく若手研究者です。うつ病と診断されながら、米国で治療をしつつ、研究されている方です。鬱という割には筆者じゃ絶対無理な病院に定期的に通っていたり(筆者は英語能力的に無理!)、定期的に旅に出ていたり、ラボの友達と遊んでそうなので、なんだかんだ筆者よりコミュ力は高いと思われます。不定期更新のブログですが、筆者はとても楽しみにしています。
 


番外編

池谷裕二のホームページ

東京大学の池谷裕二先生、通称"ヤクサ”のガヤ"です。ヤクザではありません、“薬品作用学”の略です。テレビにも出ている(現在出ているかは不明)と思いますが、そんな中で珍しく本物の研究者です。噂によると大学院生在籍中に十本以上の論文を仕上げたなど、伝説エピソードが残っています(真偽不明)。脳海馬の研究をされているそうで、海馬の形態に似ているタツノオトシゴグッズを集めているそうです。
過去に米国留学時代のキラキラ日記が公開されていましたが、ある時から公開されなくなりました。筆者は再度の公開を強く望みます!
 
いかがでしたでしょうか?以上筆者おススメの研究者ブログ集でした。皆さんも空き時間に読んでみてください。筆者のnoteのクリエイターページと共に、ブックマーク推奨です。

次回はブログではないのですが、科学、特に生命科学に関わる耳寄り情報ブログを紹介したいと思います。
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