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電車の2人組

1/18(木)
天気:晴れくもり


昨晩電車に乗っていると、40代ぐらいの男性と20代と思しき若い男性の2人組が

かなり大きな声で喋りながら乗り込んできた。

ヘッドホン越しでもガッツリ聞こえるぐらいだから、相当なボリュームだろう。

なんだよぅ夜の空いてる電車の中でやかましいなあと思いながらも

僕はちゃっかりヘッドホンを外し、会話に耳を傾けた。


ふむふむ、会話の内容から推測するに、どうやら職場の上司と部下の2人っぽい。

上司がなんだかんだと言って、それに部下が相づちを打つ、という流れで会話がずっと進んでいた。


上「いやあ、〜が〇〇で・・・なんだよなあ」

部下「クッハハ、そうなんすね!」

上「でも〇〇って結局あれじゃダメだよなあ」

部下「クッハハ、そうなんすね!」

上「そんでこないだ〜が・・・しててよぉ」

部下「クッハハ、そうなんすね!」


ぽ「....いや部下の相づちずっと一緒だな!!」

思わず立ち上がってツッコミかけたが、ギリギリで思いとどまった。

近くで聞いてるだけの僕が指摘したくなるほど、部下は同じ相づちを繰り返していたのだ。


変な笑い方のあとに「そうなんすね!」というなんの捻りもない返答。


なんだそれ!もはや話聞いてないだろ!

まったく、なんて失礼なやつなんだ。


それとも、もしかしてこれは何かのメッセージなのか?

僕たちによく聞こえるボリュームで同じ相づちを繰り返すなんて

クッハハ、そうなんすね...くっはは、くつはは

くつははそうなんすね

アナグラム?

そうははつくなんすね

うそははつくなんすね

...うそはつくはなんすね...?

「嘘はつく派なんすね」...!

えっ、隣に座ってる上司が言ってることは、全部嘘ってこと...?

それを上司にバレないよう、僕たちに伝えようとしてるってことは...

上司の正体は一体...



あぶないあぶない!

僕は知らず知らずのうちに、パンドラの箱の蓋に手をかけようとしていた!

消されるかもしれないので、掘り下げるのはこの辺でやめておこう。



まあとにもかくにも

部下の相づちが、上司の話並みにつまらな...盛り上がりに欠けていたのだ。


あっ、別に盛り上がりに欠けることがダメとは言ってないよ。

ただ僕は、公共の場で話す以上、話の内容と盛り上がりに見合ったボリュームでしゃべってほしいだけなんです。


だから昨日の2人は、ボリュームがちとデカすぎたし

相づちのバリエーションが全然なくてつまらないぞ、ということです。


でも不思議なのは、上司はあの相づちに対して何も疑問に思わないのかな?ということ。

だって本当にずっとおんなじセリフだし、変な笑い方を挟むんだもん。

あれを何度も食らったら気づくはずだよなあ、ふつう。

さては、上司は気づいたうえで部下を泳がせてるのか??

一体なんのために...


ハッ!!またパンドラの箱開けそうになってた。

この世の真理を追求しすぎて、身を滅ぼさないよう

気をつけないといけないなと思うぽてとであった。

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