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金持ち旦那が、神様に一晩の宿を求められて、断った際の「お前みたいにドアを叩く者をみんな泊めてたら俺が家を出なきゃならなくなる」という言い分は、ある意味清々しい…/グリム童話は、捻くれ者洗脳教育(・_・)


初版 グリム童話(・_・)

〈貧乏人と金持ち〉を読んだ…

神様が一晩の宿を求めて金持ちの家のドアを叩くのね

でも予想通り、断られる

「お前みたいにドアを叩く者をみんな泊めてたら俺が家を出なきゃならなくなる」という言い分です

今度は、神様は、反対側のみすぼらしい家のドアをたたきます

そして神様は、みすぼらしい家の老夫婦に、温かくもてなしてもらいます

そして老夫婦は、願いを三つ叶えてもらうのですが、

それを聞きつけた金持ちの方の旦那は、あんたも願いを叶えてもらってこいと、奥さんに尻を叩かれる感じで、

みすぼらしい家の夫婦に負けまいと馬に乗って神様を追いかけるの

それで神様は、金持ちの旦那の願いを叶えるのも承知してくれます

ところが、神様は願いは叶えてやってもよいが、為にならないからやめておいた方がいいって言うんです

【それで結末は…】

金持ちの旦那は、馬でウチに帰る途中(何を叶えてもらうか考え過ぎて)気が散って手綱を手から離して馬が跳ねてしまい

(イライラして馬に)首でも折っちまうがいい!と言葉にしたら

馬が倒れて死んでしまった…


という感じのストーリーで、

金持ちの旦那の願いは、三つとも変な風に叶ってしまうんですね

それで、結局馬を失っただけだった…みたいな話です

金持ちの旦那は、あまりにも、がめついからダメなんだよ!という教訓でしょうか





どうして、金持ちの旦那さんは、神様に願ってさらにデカい農場とワインの蔵を手に入れた!とか

家を今よりでかく維持費がかからない、召使い付きの城にして欲しい!とかの、更なる大きな願いが叶う事になった!というストーリーにならないのかなと思って


(僕の場合、)この童話を読むと、悔しくてならないんです


このグリム童話は、子供に読み聞かせると捻くれ者に育つんじゃないか(・_・)


捻くれ者洗脳教育(・_・)


金持ちの旦那の「お前みたいにドアを叩く者をみんな泊めてたら俺が家を出なきゃならなくなる」という言い分のほうがよっぽど清々しい


それに、奥さんに尻を叩かれる感じで、みすぼらしい家の夫婦に負けまいと馬に乗って神様を追いかける金持ちの旦那はカッコいいじゃないか!

負けまい!というオフェンシブな気持ち

そして行動力!

いかにも成功者って感じ(`・ω・´)


そしてなにより

金持ち旦那が、神様を泊めるのを断った日に、

神様が泊まった、お向かいの家の夫妻は
次の日に新しい立派な家をもらったと聞いて


「追いかけていって、あんたも三つの願い叶えてもらいな!」って速攻で言える奥さんって素敵だと思うけどなぁ (´・ω・`)


わかった!今からでも神様にお願いしてみる(`・ω・´)





(独り言みたいなものですが…

読んでくださりましてありがとうございます!)