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最初にして至高!平成ライダーで僕の一推しは仮面ライダークウガ!

仮面ライダー作品は全てではないですが、子どもの頃からそれなりに見てきました。今は「仮面ライダーガッチャード」が放送されていますが、平成ライダーで一番好きな作品は何かと問われたら、僕は平成第一作目の「仮面ライダークウガ」と答えます。平成ライダーは他にも色々といい作品がありますが、一番を選ぶならクウガですね。

クウガは2000年に放送開始されました。これがその後に続く平成ライダーの始まりです。まだ俳優になりたてのオダギリジョーが主人公の五代雄介を演じ、子供たちのみならず主婦層にも人気が出ましたね。


当時は仮面ライダーのテレビシリーズ自体「仮面ライダーBLACK」を最後に新しい作品が作られていませんでした。なので、クウガ放送開始時の子供はそれまで仮面ライダー不毛の時代を経験してきたのです。90年代のガキんちょは前述したRXや一世代古い「仮面ライダーBLACK」や「仮面ライダースーパー1」、さらにもっと古い作品をレンタルビデオ店で借りてもらって見ていたのです。

クウガの何がいいかって、やっぱり仮面ライダーの古き良き要素と新しい要素が絶妙に融合した世界観ですかね。当時から大人もターゲットにしてると言われていただけあって、暴れる怪人の前に颯爽と現れて「やあっ」とやっつける子供向けの内容から少し大人がかった内容だったと言えそうです。


仮面ライダークウガの新しいところ

・多彩なフォームチェンジ

従来のライダーと違って 悔いが明らかに多彩なフォームを持っています。仮面ライダーブラックRXもバイオライダーやロボライダーなど、いくつかフォームチェンジをしましたが、クウガはそれよりも数が多いです。

クウガのフォームチェンジはボディの色と連動して扱う武器が変化するフォームチェンジと上位のスペックを持つフォームに変わる進化的なフォームもあります。

・グロンギ(怪人)がカッコいい

ブッ飛んだファッションで顔にはビジュアル系かよお前!とツッコミたくなるメイクをし、何を言ってるかさっぱりわからない言語を話すグロンギたちは不気味なのですが、不思議とカッコ良さを感じます。グロンギの監督者的な立ち位置のバラのタトゥーの女がまた妖艶でしたね。また、ショッカーの戦闘員にあたるザコ戦闘員はいません。

初代の愛くるしいクモ男やコウモリ男たちとは一味違ったミステリアスで妖しい雰囲気がなんだか大人が見る特撮って感じがして好きでした。そういえば、終盤に出てきた強敵ガドルのソフビ持っていたのですが、売っちゃいました。

・ヒーローとしての葛藤が丁寧に描かれている

昭和ライダーの記憶がほとんどないので何ともですが、五代雄介の葛藤がしっかりと描かれていたなと思いました。いや、それ以前の主人公もそういうのはあったんですけど、クウガになって明確にそういう描写が増えた気がしました。

仮面ライダーになって戦うということは強大な力を手にするということ。相手はゲーム感覚で人間を狩る怪人とはいえ、その強大な力を使って相手を倒すことになるので、優しい心を持つ雄介は力に使うことを恐れている描写もありました。そういうヒーローならではの葛藤が丁寧に描かれていたと思います。

もちろん、仮面ライダーの伝統を踏襲している部分も多く見受けられました。最初の敵は蜘蛛系の怪人、コウモリ系の怪人だったりと、仮面ライダーの要素は受け継いでいます。


個人的に好きなシーンは最後のダグバとの戦闘ですね。雪深い山で雪を溶かしそうな激し良いバトルを繰り広げました。互いに特殊の力が効かないとわかり、すぐに激しい肉弾戦を繰り広げました。そして戦闘中にどちらも人間態になりました。

ようやくアルティメットフォームになれたと思いきや、すぐに人間の姿に戻ることになるのですが、それがまたいい演出でした。

というのも、強大な力を行使することを恐れている雄介は泣きながら戦い、強大な力を行使することに快楽を感じているダグバは笑いながら戦っていました。視聴者が雄介とダグバの真逆の表情を目に焼き付ける意味でも変身が解けた方がよかったのです。

力に対して相反する意味を見出す二人の超人が激突する様は全仮面ライダー作品の中で一番のラストバトルではないでしょうか。僕は全作品観ていないので、僕が見た中では一番ということで…

平成ライダーも作品数が多いので、好みも人様々です。僕の記憶違いでトンチンカンなことを書いたかもしれませんが、そうだったら優しく指摘してください。


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