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採用管理システム「Opela」は「無償提供」を開始いたします ※条件あり

ポテンシャライトが提供する採用管理システム「Opela」は、

「無償提供」

をすることに致しましたことを、この場で発表できればと思います。ただ、無償提供には条件があります。

◆条件
 - 下記の「両者」を満たす企業さま
  - 設立5年未満
  - 社員数30名未満 
※補足
 - 「機能」制限はしません。
 - 「従業員数」ではなく「社員数」です。

ということで、(当社にとっては)大きな発表でしたが、

・「なぜ」この決断をしたのか?

を皆さまに知っていただければと思っています。

※無償提供希望の企業さまは 本ブログをご覧いただいた上でお申し込みいただきたいと思っておりますが、申し込みフォームを下記に記載しておきます。

0. Opelaとは?

Opelaは、ベンチャー企業の採用支援企業であるポテンシャライトが開発した「採用管理システム(ATS)」です。HRMOS / HERP / ジョブカンのようなシステムとお伝えするとわかりやすいかもしれません。
2020年頃から開発に着手し、紆余曲折ありましたが、2022年頃から本格的に提案を開始しています。

一般的なATSの基本機能は抑えており、それに加えて下記機能がお客様から重宝いただいております。

・メッセージシンク機能
・面接日時調整機能

今回の「無償提供」においても、これらの機能は「使用可能」な状態でご提供できればと思っています。


1. なぜ「無償提供」をすることにしたのか?

当社にとっては非常に大事なことですので、少し長く説明したいと思います。
当社ポテンシャライトは、

<Mission>
 Grow Up Ventures
<Vision>
 ベンチャー採用/転職のstandardをポテンシャライトに

というMission/Visionを掲げています。

シンプルに申し上げますと、

「日本のベンチャー企業をHR側面において支援し、日本の多くのベンチャーを成長させる」

という内容です(「させる」という表現は要検討ですが本ブログでは説明は割愛します)。

そして、当社には3つの事業が存在しています。

 1-1. HRインキュベート事業部

主にベンチャー企業を対象とした「採用代行/コンサルティング」を行っている事業部です。

これらの支援をお客さまのニーズに合わせて提供しています。本事業部はBtoBになります。

 1-2. 人材紹介事業部

主にベンチャー企業を対象とした「人材紹介(エージェント)」を行っている事業部です。

HR界隈に携わっている方にとっては馴染みのあるビジネスかと思いますので、説明は割愛いたします。本事業はBtoCになります。

ここで少し雑談をすると、

「なぜ、HRインキュベート事業と、人材紹介事業を並行して行っているのですか?」

というご質問をいただくことがあります。これには明確な理由があります。

ポテンシャライトの創業事業は、HRインキュベート事業です。
つまり、BtoBの事業からスタートしています。この事業を続けていくことによって当社のミッションである「Grow Up Ventures」を達成できる手応えを感じていました。

ただ、HRインキュベート事業部のお客さま数が増えるにしたがい、当社のお客さま内で特定の求職者さまへ採用バッティングすることが増えてきました。つまり、お客さま同士で求職者さまを奪い合うようなイメージです。

このようなことが発生してから、そもそも「ベンチャー志向の比率」を上げなくてはミッション達成が難しいと感じました。そのため、人材紹介というビジネスにおいて、日々お会いする求職者さまに対して、「ベンチャー企業が日本において重要である理由」を伝えるべきだと判断しました。HRインキュベート事業に加え、人材紹介も並行することによって、B側もC側も「ベンチャー」という領域において支援することができると確信したのです。

 1-3. Opela事業部

主にベンチャー企業を対象とした「採用管理システム(ATS)」を提供している事業部です。

「採用のプロが採用活動においてベストだと思う機能を搭載したATS」

というイメージで開発を進めています。
ただ、Opelaを事業展開するにあたり「歪み」が発生したのです。

※Opelaの概要については下記をご覧ください。


2.「メインターゲット」の歪み

ポテンシャライトのメインターゲット(顧客ペルソナ)は、シード期/プレシリーズAフェーズのベンチャー企業です。
(誤解がないように申し上げますと、他のフェーズの企業様の支援も入らせていただいています。)

このメインターゲット企業さまに対して、ポテンシャライトの3つの事業のターゲットが「同じ」であることが好ましいと思っています。メインターゲットが同じで、結果的に非ターゲットのお客さまが舞い込むことはポジティブなギャップですので問題ないかなと。

Opelaを市場投下した際に、明確な気づきがありました。それは、

「ポテンシャライトのメインターゲットと、ATSのメインターゲットに歪みがあること」

↑ 上記ではあえて「ATS(採用管理システム)」と表現しました。「Opela」ではありません。

ATSは「採用管理」がメインなため、下記のターゲットが一般的です(あくまでポテンシャライトの感覚で記載しています)

・年間採用人数:20名以上
・採用手法(経路):2つ以上
・社員数:30名以上
・フェーズ:プレシリーズB以降(シリーズB,C,以降も含む)

繰り返しになりますが、上記は一般的な「ATS」のメインターゲットです。
そして、ここで一つ歪みと直面しました。それは何かというと、
ポテンシャライトがメインターゲットとしたいシード期/プレシリーズAフェーズの企業さまは、ATSに料金を支払って使用するニーズが少ないのです。そのため、当社がいくら該当フェーズの企業さまに提案したとしても、

「Opelaの機能は素晴らしいと思いますが、当社は採用管理に料金を支払うフェーズはもう少し先ですかね…」

と言われることが多かったです。

ここで気づきがありました。それは、

「Opelaの機能は素晴らしいと思いますが」

という言葉でした。
つまり、ポテンシャライトのメインターゲットであるシード期とプレシリーズAフェーズにおいては、

機能:◎
料金:△


なのか、と。

Opelaを、ポテンシャライトのメインターゲットのお客さまに導入いただければ、間違いなく採用活動が前に進むと確信しています。

ただ、どうしてもOpelaへのコスト(料金)をかけることができない。一方で、Opelaがあれば採用活動が確実に楽になり、且つ前に進む速度が上がる。
そんなモヤモヤを開いていました。

ここで選択肢は2つ。

1つ目は、一般的なATSがターゲットとしているプレシリーズB以降の企業さまに対して最適化システムとして開発し続けること。
メリットとしては、現に、ATSに料金(コストコ)をかけているため、ビジネスとして成立しやすい。デメリットとしては、ポテンシャライトが最も注力したいと思っている領域ではないこと。そして、他のATSとバッティングしてしまうこと。

2つ目は、当社ポテンシャライトのメインターゲットであるシード期/プレシリーズAの企業さまに対して最適化したシステムとして開発し続けること。
メリットとしては、当社のミッション/ビジョン達成のためにドンピシャのターゲットの最適化ができること。デメリットとしては、料金(コスト)観点において、少々ミスマッチ感があること。

この2つにおいて、非常に悩みました。
そこで決断いたしました。

3. 機能を制限「しない」 無償提供をすること

ポテンシャライトのミッションを達成するために、最も貢献すべき企業フェーズは、シード期/プレシリーズAフェーズであると思っています。
誤解がないように申し上げると、それ以降の企業フェーズや、メガベンチャー様、大手企業様のご支援も喜んでさせていただいております。価値貢献もできると思っています。

ただ、最も「マンパワーが足りておらず」、最も「採用ノウハウがない」フェーズは、やはりアーリーフェーズです。このフェーズだからこそ、当社のOpelaを導入いただくことにおけるメリットは、計り知れないほど大きいと思っています。しかし、料金(コスト)を懸念して導入をせずに、必要以上に工数がかかってしまう事は、スタートアップフェーズの企業様にとっては大きな「歪み」だと強く感じました。

そのため、「無償提供」という決断をいたしました。
ただ、もちろん、完全無償提供だとボランティアになってしまいますので、条件は設定したいと思っています。


4.「無償提供」における条件

本ブログの冒頭にも記載いたしましたが、下記の通りです。

下記の「両者」を満たす企業さま
・設立5年未満
・社員数30名未満

補足をいたします。

設立「5年」未満の理由としては、シード / プレシリーズAフェーズを通過する一つの基準を設定する必要があると考えていたためです。

もちろん、ビジネスモデルや対象業界によってPSF、PMFに到達するスピード感が異なることは理解しています。また、「最初にATSを導入するタイミング」を調査してみたのですが、設立3〜7年くらいであることが多かったです。そのため、5年が適切だと判断しました。

前述した通り、ビジネスモデルや対象業界によって成長スピードが異なります。そのため、設立5年時点で社員数が100名に到達する企業もあれば、10名に満たない場合もございます。当社が無償提供をしたい、という意思を持ったのは、

・ポテンシャライトのメインターゲットがシード期 / プレシリーズAフェーズであること
・当フェーズはATSに料金(コスト)をかけるキャッシュがないこと

を解決したいと考えたためです。ただ、社員数を基準にして30名を超える場合は、ある程度企業フェーズが進んだと判断して、無償期間を終了させていただくことで筋が通ると思ったのです。


最後に

今回は、

・設立5年未満
・社員数30名未満

こちらの両者の条件に当てはまる企業さまにOpelaを「無償提供」する、という決断をしました。
そして、機能制限は「しません」。その決断にいたった背景を記載しました。

当社ポテンシャライトは「言っていること」と「取り組んでいること」を限りなく同じにしたいと思っています。

もちろん、うまくいかないことはたくさんあります。ただ、できる限り当社の思想に沿ったアクションをしたいと思い、今回の決断にいたっています。
スタートアップをHRという側面において、最大限サポート+前に進めていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願い致します。
※無償提供でOpelaをご利用希望の企業さまは下記フォームよりご連絡くださいませ。


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