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ポテンシャライト流!採用ピッチ資料の作成手順まとめ

「採用ピッチ資料を作ろうと思うのですが、“どんな構成で”、“何の項目”を入れると良いでしょうか?」

というご質問をいただくことが多いです。

2019年にトレンドとなった採用ピッチ資料。皆さんも一度は「作ってみようかな」と思ったことがあるのではないでしょうか。ただ腰が重くて作成をすることを後回しにしている方も多いかと思います。

なぜ腰が重いのか?

主な理由は3つあるかと思います。

 - どんな内容で書けば良いのかがわからない。
 - どんな順番で書けば良いのかわからない。
 - そもそも何を魅力としてPRすれば良いのか迷う。

ゼロから作成するのは大変でしょうし、どんな内容が適切かもわからなかったり。そして、「そもそも自社の魅力って何がある?」と迷ってしまう方も多いかと思います。

そこで、今回のnoteでは、

採用ピッチ資料の「内容」「順序」「優先順位」

をご紹介します。


(1)採用ピッチ資料って何?

基礎編から話を進めます。

採用ピッチ資料とは、採用活動時に求職者様に説明をする際の資料です。採用活動で使うためだけの自社説明資料だと思ってください。Wantedlyさんがここ最近「共感採用」と打ち出していますが、福利厚生や条件面(年収など)だけで自社を選んでいただくことは難しくなってきています。「求職者様が知りたい内容を細かく資料化して公開をする」ことがスタンダードになりつつあり、各社作成を進めていらっしゃいます。


(2)どうやって公開するの?

基本的にはWebに公開をすることが多いです。スマホ or PCで簡単にアクセスできるようにWebにupをする形です。作成をするツールは何でも構いません。パワーポイントかGoogle slideなどで作成をしPDFにすると、下記2つのサービスでWebに公開できます。

基本的には皆さんSlideShareかSpeaker Deckのどちらかを利用されているかと思います。

ポテンシャライトは採用ピッチ資料はWebに公開しておりませんが、「人材紹介事業のピッチ資料」は公開しています。

こんな感じにブログにも貼り付けることができます。便利!


(3)本題:どんな「内容」が良いのか?

いざ作成しよう!と思っても、どのような内容にしたら良いか悩んでしまいますよね。そこで現在公開されている採用ピッチ資料はどのような内容なのかを調べてみました。

採用ピッチ資料と言えばSmartHRさんだ!ということで調べてみると、

アジェンダ
会社概要
沿革
フォトギャラリー
従業員推移
職種内訳
年齢層/平均年齢
マネージャー以上紹介
事業内容
実績/事例
MRR
導入企業
今後の戦略
働く環境
福利厚生
福利厚生の考え方
評価制度
バリュー/カルチャー
給与テーブル
ストックオプション
組織文化
組織課題

概ねこの内容でした。

ふむふむ、と思っていたのですが、他の企業様はどのような内容なのかな?と思ってザザッと30社分ほど調べてみました。

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この表は30社分の採用ピッチ資料の「内容」を取りまとめたものです。並んでいる数値は、各社の採用ピッチ資料内の「順番」です。順番を並べてみて思ったのですが、各社 重要視をしたい順番が何となく表れていますね。

理念/ビジョンを重視
人(社員)を重視
文化を重視
沿革を重視

などなど。これは会社の在り方次第かなと。


(4)何を「重点的」に打ち出せば良いのか?

そして、採用ピッチ資料の中で「何の項目が重点的に打ち出されているのか?」が気になり、下記も調べてみました。

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左から2列目、個数でソートをかけてみました。上から順に、事業内容、バリュー/カルチャー、会社概要、ミッション/ビジョン、アジェンダとなっています。このあたりはどの企業もほぼ必須で入れていそう、ということがわかります。

ちなみにポテンシャライトは「ビジョン共感採用」を進めており、ビジョン共感を重要視しています。そのためポテンシャライトの採用ピッチ資料についてもビジョンを全面的に打ち出したりしています。


(5)項目の「分類(カテゴライズ)」をしてみると

さらに「項目の分類(カテゴライズ)ができるな」と思いました。ポテンシャライトが得意である採用ブランディング内容も「分類」をしておりますが、採用ピッチ資料の内容も分類をしてみることにしました。

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左の列に「分類」という列がありますが、こんな感じに分類できました。

Start   :導入ですね。
Person  :代表/メンバー紹介、組織図、職種/年齢/性別内訳など
Philosophy:ミッション、ビジョン、バリューなど
Profession :事業/職務内容、実績、導入企業、今後の事業展開など
Privilege :福利厚生、働く環境、諸制度など
Others  :それ以外の内容 

採用ブランディング内容と同じですね。ただ採用ピッチ資料のほうが量が多いため、細かく設計できるかと思います。


(6)御社はどのような内容にすれば良いのか?

ここまでで、採用ピッチ資料の「内容」「重点ポイント」「分類」を記載しました。

では、「御社」はどのように採用ピッチ資料を作成すれば良いのか?まずやらなくてはならないのは「内容(魅力)の優先順位」です。上記(4)についてはあくまで他社様の重点ポイントであって、「御社」の重点ポイントではありません。こればっかりは御社独自に設計しなくてはなりません。

「当社の魅力って何なんだろうか?」
「魅力はいくつかはあるけど、たくさんは無いな…」
「断片的な魅力はあるけど、一本の線に繋がっていないな」

など、お悩みがあるかと思います。魅力ポイントの設計はまた別の話になりますので、下記をご参考になさってください。


最後に

現在トレンドとなっている採用ピッチ資料ですが、何となく他社様の内容を模倣して作成できるようになってきているかと思います。

ただ、ポイントは「何を」「どの順序で」「どのプライオリティーで」作成するか。

そして、上記の「何を」については自社で考えなくてはなりません。これは「ブランディング(魅力設計)」になるかと思います。魅力設計については難易度が高くなりますが、その点があってこその採用ピッチだということをお忘れなく。

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では!

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