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まわってくのがお金だけじゃないのなら

すっごい今更ですが
10周年おめでとうございます。

読後しばらくこの記事を閉じることが出来ませんでした。
「無料が無双」「無料しか勝たん」だったワタクシの
目から鱗が落ちた瞬間でした。

ここから先の内容は言葉もきつく、
読んで気分を害される方も多いかと思います。
でも、思ったことを自分なりに書いてみました。
誰のことを言ってるんだろう、みたいな詮索は無しで、
「あくまでもイメージです」と読んでいただけたら
幸いです。

この街noteに引っ越してきたわけ

それは単純そのもの。
広告がないから。
その上無料で記事を書けるから。

なんていいところなんだ!!

ブロガーからクリエイターって呼称が変わって、
こそばゆいけど、いいんじゃね?
楽に続けられればさ。

お金のかからない範囲で楽しめればいいと考えていた

とにかく無料にこだわった。
You Tubeでもコミックでも。
CDなど物理的に増やさないのが
これからの時代だ、それを無料で出来る、
便利な世の中だわーって。
You Tubeでの広告は我慢してた。
すっげぇいいとこで絶妙に広告挟まるんだけどね。
(結局はプレミアム会員になる)
そんなんだからnoteの有料記事を購入することはなかった。
区切られた緑色の帯で手が止まってた。

アグレッシブな記事の圧に負けた

無料で目いっぱい楽しもうと目論んでいた自分は
いくつかの「共同運営マガジン」に参加した。
そこには続けるヒントや企画があった。
システムではないのだろうけど
「ご紹介」しあうみたいな場面もちらほら見かけた。
そんな波がどんどん大盛り上がりになっていっても、
自分はただ波間でふよふよ浮いているだけ。
パドリングする気すら失せた。

ああ、しまった。
「キラキラ」のビッグウェーブに飛び込んでしまった。
有料記事読まなきゃだめなの?
有料のメンバーシップに入らなきゃだめなの??
みんな、収益化に向けてガンガン書いてるの??

アグレッシブな熱を帯びた文章が私にはっぱをかける。
波がどんどん来る。
「こうやって書くといいよ!!」
「有益な情報をゲットしようぜ!!」
「この人についていこう!推そう!」
「あなた今日も上を向いてますか?」

無理!!
自分無理!!
ビュー数やフォロワー数が
お金に換算されてくみたいな錯覚に陥る。
自分はささやかな日常のさもない話を
「むふふ」と書いて「むふふ」と読んでもらいたいんだ。
そんな小さな交流が欲しかった。
小さな交流で良かった。
マガジンからはこそっと抜けた。
たくさんのメンバーの中から自分を探すの大変だったけど( ´艸`)
通知マークが灯らなくなり寂しくなったけど、
それまでの通知が直接自分へのアクションだったことは少なかった。

なぜnoteでは「クリエイター」なのか。

目から鱗が落ちたというのはその部分だ。
「クリエイター?響きカッコイイけど、ユーザー持ち上げ過ぎ」
「自分なにも生んでませんし、そんな大層なもんじゃございません」
程度の認識だったのだ。
あのキラキラしたビッグウェーブを乗りこなす人たちこそが
クリエイターでしょ??って。
収益化してこそほんまもんのnoter、
正しいnoteの使い方なんですよね?
わたしゃ、これっぽっちも出来てませんけどねって。

加藤氏の記事には「創作そして続ける」の中には
「収益」までが含まれると書かれている。
それはうぇーいnoteで稼ごうぜって言ってるのではなく、
より良い創作を続ける土壌を用意し守るということだった。
誰得とか、1人で完結するんじゃない。
色んな人の手を経て作者の手に収益が入るのだ。
そういう意味では応援したい人をサポートしたり、
記事を買うという行為も「色んな人の手」のうちに入るのだろう。
それによってサポートした側も気持ちよくnoteの街で
活動できる。
収益できる人だけがクリエイターではないんだって思えてきた。

私はサポートボタンを表示する

無料なのはとてもありがたいし、
裾野が広がる大きなきっかけになるのは
間違いない。
ただ世の中には様々なことが無料でお手軽になったことで
生まれた弊害もあるんだ。
本来ならお金のかかるものを
「無料でできて当たり前」にしてきてしまった。

「無料じゃなきゃやらないよ」
「無料じゃなきゃ見ないよ」
なんでんかんでんそれでは
生まれるものも生まれず、生み出す能力のある人が育たない。
個人的にも「無料の範囲内で」と狭めてしまっては
出会えるものが限定的になりがちだ。
YouTubeのプレミアム会員になるときに旦那と
「コンテンツには金払えってことだな」と笑いあったのだが、
コンテンツは守られるべきなのだ。

「サポートボタン」は「お金チョーダイ」って言ってるみたいだ。
「収益収益」ってお金に固執してるみたい。
購入されてないのに有料記事に「スキ」がついたのも
腑に落ちなかった。
「有料」や「サポート」に対して抱いていたそんな
モヤモヤが理解不足による食わず嫌いだったのだと今素直に思えている。
noteは街であり海であり土なのだ。

私はサポートボタンを「表示する」に変えた。
noteの意味する「循環」を支持するという意思表示として。
ビッグウェーブじゃなく波打ち際で遊んでるだけだよ。
野菜のタネと「むふふ」と笑える「話のタネ」をまくのだ。
のんびりこんとそれをやれればいいと思っている。


#note10周年
#不自禁

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