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国語の教科書の話

小学校の国語の教科書に載ってるお話って、大人になった今でも覚えていたりします😌


例えば…
えいっ
私と小鳥と鈴と
スイミー
モチモチの木
スーホの白い馬
やまなし
ちいちゃんのかげおくり
ごんぎつね
などなど


挙げればキリが無いのですが、自分が特に印象に残っているのが


「ふきのとう」
というお話


小学2年生だったかの、進級して一番最初に習うやつだったと思います。


なかなか春風が起きてこず、雪が溶けなくて顔を出せないふきのとうさん。おひさまの呼びかけで春風が起きて、竹やぶが揺れ、雪が溶け、ふきのとうが顔を出す。そんなお話ですが、俺が強烈に印象に残っているのがこの一文

はるかぜに ふかれて、 
竹やぶが、ゆれる ゆれる、おどる。
雪が、とける とける、水に なる。
ふきのとうが、ふんばる、せが のびる。
ふかれて、
ゆれて、
とけて、
ふんばって、
もっこり。                          
ふきのとうが、かおを出しました。
「こんにちは。」
もう、すっかり はるです。

ふきのとう



も っ こ り !!



冴羽獠もびっくりぽんや!


小学2年くらいの年頃って、ち〇ことかう〇このフレーズ聞いただけでゲラゲラ笑うくらいのクソガキ感受性豊かな子どもじゃないですか。


もちろん、もっこりなんてフレーズ見た瞬間
「ちょwww教科書にもっこりwww」


大草原不可避なわけよ。


しかしこれは国語の授業。教科書に載ってるのです。笑う所ではありません。

そして意味合いも違います。春の訪れを告げる、ふきのとうの大事な場面なのです。


ふきのとうが一生懸命ふんばって、やっと外の、春の景色が見れる。その期待が、「もっこり」には込められていると思うのです。


そんなことはわかっている。子どもでも何となくわかる。しかし脳裏によぎる別の意味のもっこり


教室内は、笑ってはいけない国語の授業が開催されるのです。



普通に先生の話を聞いてるだけなら良いんだけど、問題は音読

席の並び順に、段落ごとに1人ずつ音読しなきゃいけないときがあったんですが、教室内に一気に緊張感が張り詰めます。


最大関心事は、誰がもっこりを言うのか。


だんだん読み進めるにつれ差し迫ってくるもっこりパート


クラス中が固唾を呑んで見守る中、ついに来てしまったもっこりパート。



そしてそれを読むのは、クラスでもそこそこ可愛い女の子。


女の子は、恥ずかしそうに小さな声で言いました。
「もっこり…」



みんな笑いを堪えながらも、よく頑張った!感動したと心の中で褒め讃えたのも束の間、先生からダメ出しが


「声が小さい!もっと力強く言わなきゃ!はい!もっこり!




全員アウトー!



笑ってしまいました。



そんな授業風景だったのを思い出しますね~


てか、前回に引き続きモッコリネタで失礼しました🙇‍♂️



そういや、学校教科書でお馴染み光村図書が、国語の教科書でどんな内容のお話が載ってるのか世代ごとにわかるページがありましたよー!

懐かしさを感じたい方はぜひ!


それでは皆さん、大変失礼しました🙇‍♂️
では!

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