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保育参観ではなく保育参加へ



保護者が保育園にくる。

そのようにきいたとき、みなさんはどのようなイメージを思い浮かべるだろうか。

子どもたちが発表をしている姿を保護者が離れたところで見ている。

そんなイメージをしている人も多いのではないだろうか。

実際、今でも多くの園では「保育参観」という言葉のように、保護者が子どもの姿を遠くの方から見るというやり方を行っている。

そのようなやり方を否定するつもりはない。

だが、他のやり方があるのではないか。

その一つが、「保育参加」だ。

聴きなれない言葉かもしれない。

これは、保護者が保育者と同じように子どもたちの保育に参加する、ということだ。

保護者が子どもたちと遊んで、お着替えをして、ご飯を食べる。

自分の子どもだけではない。他の子とも関わるのだ。

そこでは特別な活動は行われない。

普段の活動を保護者が一緒にやるということだけ。

そして、それこそが大切なのだ。

私たちは、どこか保育者と保護者できっぱりと線を引いていないだろうか。

保育者は保護者とは違う。

だけど、保育者も保護者も、子どもの育ちを見守り、援助し、喜ぶ人という点で同じではないか。

ならばこそ、保育に対して、保護者は参加でもいいのではないか。

私はそう感じる。

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