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子宮全摘出手術と流れ星を見た話

9月に子宮全摘出手術をした。
正確にいうと、子宮と右の卵巣・卵管と左の卵管の摘出。
残ったのは左の卵巣のみ。

30代前半の頃にチョコレート嚢胞が見つかり、それから婦人科に通ってピルなどを飲みながら様子を見ていたけれど、筋腫もできてしまい、そのうち筋腫が少し大きくなったり増えたりして生理痛がひどくなっていったので、1年前くらいに先生と相談して、手術で子宮と嚢胞のある右卵巣を摘出することを決めた。

その後、ピルで血栓もできてしまったので手術の数ヶ月前にピルも停止。
ピルをやめてからの生理痛はとってもしんどかった。
仕事を在宅にしておいて本当に良かったと思った。

手術は全身麻酔だった。入院は1週間程度。
過去に盲腸の手術もしていたのでお腹を切るのは2度目になる。今回はおへその下から10cmくらい切るので傷跡はまあまあ大きい。

麻酔から覚めた瞬間のことを鮮明に覚えている。目が覚める直前に、「手術するかもしれない」と誰かと話している夢を見ていたので、起きた時は一体何が起きたのか分からなかった。「あ、もう手術したのか」と我に返った瞬間、ジンジンと痛みを感じて寒気もしてきて心臓がドキドキした。

点滴などの管類が取れるまでの2日間は、痛みと薬の副作用の吐き気と、身動きの取れないストレスで精神的にも肉体的にもきつかったが、点滴が無くなってからは結構順調に回復していったと思う。

傷跡も先生が上手だったのかとってもきれいでまっすぐだ。最近は体内で溶ける糸で縫うから抜糸もいらないらしい。盲腸の時は抜糸の時も痛かったから改めて技術の進歩に感謝だ。

そんな感じで退院を迎えて、2週間近く仕事をストップしてゆっくり休んだ。
少し痛みが良くなって1ヶ月たったくらいの頃に、術後はじめての温泉に入った。場所は手術前からよく行っている那須の温泉。

久しぶりに露天風呂でゆっくりできた。しかも平日だったので人も少なく静かで快適だった。
星がとてもよく見える夜で、ぼーっと夜空を眺めていたら、流れ星のようなものがヒューっと流れていった。あれ?今のは流れ星だった?と思い、じーっと見ていたら、またヒューっと流れていった。
おお、これはきっと流れ星だ。そう思っていたら、隣にいた方が話しかけてくださって、流れ星を見たと言っていたので間違いないようだ。

退院後の温泉解禁日に流れ星を2つも見るなんて幸先が良い。
しかもその日の露天風呂では、虫の声や木の葉が風に揺れる音が、なんだか話かけているように聞こえて不思議な感覚だったので、余計に嬉しくなった。

その1週間後にオリオン座流星群が見頃という記事を見たので、少し早めのオリオン座流星群だったのかな。どうなんだろう。

話は変わり、、、
みんなのフォトギャラリーに2つイラストを追加しました。

ゆら ゆら
電荷

最近おもしろいブラシを見つけたのでそれで描いてます。
ざらざらの砂っぽい感じが好きです。

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