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「Be Do Have」自分は何者なのか

とあるセミナーであなたは「誰」ですか?って聞かれました。自己紹介だと思い、今やっている仕事のことを話しました。でも、それは「自己紹介して」という意味でなく「人生理念」を問われていたのです。「自分が誰か、それがわかれば人生はとても生きやすくなる、生きている実感や喜びが湧いてくる」という意図があったとのちにわかりました。僕は当然のように答えられなかった。考えたこともなかった。

「Be Do Have」とは?

これは、一つの考え方です。生きている実感や喜びが湧いてくる生き方、それを手助けする考え方です。

Be(は、本当の自分、あり方
Do(は、やること、行動
Have(は、得たいもの、結果

「Be Do Have」は、人生を生きる上で大切な考え方です。この考え方は、私たちが持っているもの、得たいもの、そしてやるべきことを、どのようにして手に入れるかを示しています。種と木と実の例えで表すと、自分自身のあり方が種であり、自分自身を育て、やるべきことを実践することが木であり、そしてその結果として手に入れるものが実となります。

この考え方を深く考察していくことで、私たちは自分自身を成長させ、人生をより充実したものにすることができます。以下では、それぞれの要素について詳しく見ていきます。

【Be(種)】

「Be」とは、自分自身のあり方を示す言葉です。これは、自分自身が誰であるか、自分自身がどのような人間であるかということです。自分自身を理解し、自分自身を受け入れることが、人生において大切な第一歩です。

自分自身を受け入れることで、自分自身を成長させることができます。また、自分自身を理解し、自分自身を受け入れることで、他人を理解し、受け入れることもできるようになります。

【Do(木)】

「Do」とは、やるべきこと、行動することを示す言葉です。この要素は、自分自身を成長させるために必要不可欠なものです。何かを達成するためには、行動を起こさなければなりません。

自分自身を成長させるためには、目標を設定し、それに向かって行動することが大切です。また、失敗を恐れずに、試行錯誤しながら前進することも大切です。

【Have(実)】

「Have」とは、手に入れるもの、結果を示す言葉です。この要素は、自分自身が成長してきた結果として手に入れるものを表しています。

目標を達成し、自分自身が成長してきた結果として手に入れるものは、自分自身の価値観に基づいて決まります。人生において、自分自身が大切に思うものを手に入れることが、最終的なゴールであると言えます。

それぞれの言葉が重要であり、すべての人生領域に適用することができます。以下は、成功例と失敗例の例です。

成功例:

  • 「Be Do Have」の哲学を実践した成功例として、有名な人物としては、マイケル・ジョーダンが挙げられます。彼は自分自身を常に「勝者」というアイデンティティで捉え、練習や試合で全力を尽くしました(Be)。その結果、彼は膨大な数の練習を積んで、優れた技術とスキルを身につけ、数々のチャンピオンシップを獲得しました(Do)。最終的に、彼は膨大な収入や賞賛を得ることができました(Have)。

失敗例:

  • 一方で、「Be Do Have」のフレーズに反する考え方を持っている人々もいます。例えば、一部の人々は「Have Do Be」と考え、まずは何かを手に入れたいと思い、そのために必要な行動を取り、最後に自己実現やアイデンティティを追求することを考えます。これは、多くの場合、長期的な成功につながらないことがあります。例えば、お金や物質的な成功に執着しすぎると、家族や友人との良好な関係を犠牲にすることがあるため、結果的に幸福感を得られないことがあります。

「Have Do Be」が多いのはなぜか

多くの人が「Be Do Have」の考え方を実践できない理由は、以下のようなものが考えられます。

  1. 時間的な制約や優先順位の問題
    人生の中で、多くの人々は時間やエネルギーに限りがあります。仕事や家庭の責任など、多くの時間を費やす必要がある場合、自分自身に投資する時間を削減することが多いです。また、優先順位が低いと判断される場合、人々は自分自身に時間を費やすことができない場合があります。

  2. 自己認識の問題
    自己認識が低い場合、自分がなりたい人物像を明確にすることができません。自分自身がどのような人間でありたいか理解することは、個人的な成長の最初のステップです。

  3. 行動に移すことの難しさ
    自分自身がなりたい人物像を抱くことは容易ですが、それに基づいて行動することは、多くの人々にとって難しい場合があります。理想の自己像を追求することは、忍耐、覚悟、努力が必要です。


「Have」から生きると継続しない

「Haveから生きる」という考え方は、多くの場合、物質的な豊かさや所有物に依存した生き方を指します。つまり、何かを持っていることが先決であり、それが自分の幸福や成功の条件であると考える傾向があります。

しかし、「Haveから生きる」考え方は、長期的には幸福や充実感を得ることが難しいと言われています。物質的な豊かさや所有物に依存した生き方は、外的要因に左右されやすく、また、その物質的な豊かさを得るために必要な努力やストレスも多く、心身ともに疲弊してしまうことがあります。

一方、「Be Do Have」の考え方では、自分自身が何者になりたいかをまず考え、そのために何をすべきかを決め、そしてそれによって何を得ることができるかを考えることが重要です。自分自身が望むような人生を生きるために必要なことを行動することが、本当の幸福や充実感を得るための鍵となります。

つまり、「Be Do Have」の考え方では、自分自身が何をしたいか、何を達成したいかを明確にし、そのために必要な行動を起こしていくことが重要であり、それによって望む成果を得ることができると考えられます。したがって、「Haveから生きる」ではなく、「Be Do Have」の考え方を実践することが、長期的に幸福や充実感を得るための鍵となると言えます。

Haveから稼いだ100万円
Beから稼いだ1万円
それぞれどんな風に感じるでしょうか?

日本の教育

Be Do Have」という考え方は、自分自身を先に成長させることが重要であるというアプローチです。しかし、日本の教育制度は、実際にはこのアプローチとは相反するものとして機能していることがあります。

日本の教育制度は、知識や技能を身につけることが重視されています。試験の成績や学校のランキングなど、結果が重要視され、それを目指すことが教育の目的となっています。つまり、結果(Have)にフォーカスして、それを達成するために必要なスキルや知識(Do)を身につけ、それによって成功することを期待しているのです。

このアプローチでは、個人的な成長や自己実現のために、自分自身を先に成長させる(Be)ことは重要視されません。むしろ、結果を出すことが最優先されるため、学生は結果を出すことに集中し、自分自身の成長や自己実現にはあまり意識が向けられません。

また、教育制度の中で、生徒たちはほとんどが同じ教育を受け、同じ知識やスキルを身につけるように指導されます。そのため、個人的な興味や才能、特性などを反映した教育を受けることができず、個人的な成長や自己実現を追求することができません。

以上のような理由から、日本の教育制度は「Be Do Have」のアプローチを実践することが難しくなっています。しかし、個人的な成長や自己実現に重点を置いた教育やカリキュラムを取り入れることで、このアプローチを促進することが可能です。

「Have」から就活して内定をもらう学生と「Be」から就活して内定をもらう学生の3年後、10年後はどうなっているでしょうか。生きている実感や喜びの質と量が違いはあるのでしょうか。「Have」から行動してやがて「Be」に気が付くことも大いにあります。どちらがいいとか悪いとかではなく学生の時から「Be Do Have」の考え方を知っておくことは重要です。


「Be」は誰でもいつからでも始めることができる

多くの人がこのBeの状態から始めることができず、サラリーマンとして毎日を過ごしている人も多いと思います。

しかし、心配することはありません。自分自身を成長させ、内面的に満たされた状態を作り出すことが、望む結果を得るための最初のステップです。この「Be」の部分は、誰でもいつからでも始めることができます。

自分自身を変えるためには、自分自身を理解し、自分自身の強みや弱みを知ることが必要です。自分自身と向き合い、自分の人生に対して何が本当に大切なのかを見つけ出すことが重要です。自己啓発書やコーチングセッションなどを利用することで、自分自身の内面的な成長を促すことができます。

自分自身を知るためには、自分自身についての内省を深め、自分自身の考え方や信念、価値観を明確にすることが必要です。

そして、自分自身を知った上で、自分自身が本当にやりたいことを見つけ、自分自身を成長させるために努力することが重要です。例えば、自分自身のスキルアップや、新しいことに挑戦することなどが挙げられます。

そして、自分自身を成長させた上で、自分自身が望む成果を手に入れることができます。例えば、自分自身のキャリアアップや、夢を実現することなどが挙げられます。

このように、Be Do Haveの考え方を実践するには、まずは自分自身を知ることから始め、自分自身を成長させ、望む成果を手に入れることが必要です。

しかしながら、Beの状態から始めることは簡単ではありません。少しずつBeを育て、自分自身を成長させていくことが大切です。時間をかけて、地道に自分自身を成長させ、自分自身が喜びに満ちた人生を手に入れることができるでしょう。是非、このBe Do Haveの考え方を実践して、自分自身の人生を豊かにしていってください。


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