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始まり

あれは、とても寒い朝だった
仕事も決まり、数日後に引っ越しを考えていた日
それは、突然の出来事だった。身体が動かない・・・
頭が割れるように痛いし、右半身に力が全く入らなかった

急な事で頭がパニックになった
でも、仕事に行かなくてはならない。絶対に
4年以上廃人となった。ここから変えるんだ
自分自身を奮い立たせ、電車で仕事場へと向かった

電車の中では不安ばかりが頭をよぎった
考えても何も浮かばないし、何も考えないことにした
何とか到着したが、やはり上の人に止められ
そして、紹介してもらった病院を探しに行った

雪が降る街の中を右足を引きずりながら歩いた
何の感情も無かった。寒さ以上に心の中も凍てついていた
病院で診断を受けるも何も分からず、別の病院に行くことになった
帰りの電車の中、雪とともに頭の中も真っ白になった

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