カナダ留学ってどんな感じ?留学での学びと気づき
カナダに来て、2年半。
2年半という短い時間のなかで、バンクーバーにいるからこそ経験できたものがたくさんあります。
これまでの様々な経験を通して自分の長所、短所、好きなこと、嫌いなことを知れたのは、留学だったからかもしれないです。
そこで今回は、少しわたしの留学経験を振り返りつつ、留学がどのようなものなのかを伝えられたらなと思います。こんな留学もあるんだ、と参考程度に読んでいただけると幸いです。
1:隔離生活とホームステイ
2021年の1月にカナダに来たわたしは、最初の2週間、隔離生活をしなくてはいけませんでした。隔離生活中は、外に出れないのもあって「本当にカナダに来たの?」と留学している実感がわきませんでした。
1カ月だけホームステイを契約していたので、食事、住む場所、洗濯に困ることなく当たり前の生活を過ごせました。ホームステイをしてくれた家族には感謝しかありません!
また運よく、ホームステイで受け入れてくれた家族も、とても優しい方で、分からないことがあったら何でも教えてくれました。でも気を付けてほしいのは、ホームステイは「運」です。なので期待せずに来ることをおすすめします。
国、都市、家庭によって、ホームステイをビジネスとしてやるのか、ただ好きでやっているのかは本当に異なります。
いろんなYouTuberがホームステイについて動画をアップロードしていますが、あまりあてにしない方が良いのではないかなと、個人的に思ってしまいます。
ホームステイは国際交流する場所だと思って、日本人との違いを見つけたり、英語を話す機会だと考えたりすると面白いかもしれません。
あ、そうなんです。相手は当然「日本人」ではありません。外国人です。
だから日本人にとって当たり前なことは、何一つありません。コミュニケーションの仕方、礼儀正しさ、時間通りに物事が起こると思ってはいけません。
日本人の当たり前を、外国人にあてはめないようにすると、きっと気が楽になるかも。
1カ月だけでしたが、この経験を通して、日本人の当たり前と外国人の当たり前が違うことを、学べたのは自分にとって大きかったです。
2:語学学校
隔離生活4日目から、語学学校のオンライン授業が始まりました。
英語を学ぶことにワクワク、ドキドキしたポジティブな気持ちと、新しい環境に入っていけるかなど不安な気持ちが混じり合っていました。
「新しいことに挑戦している自分、かっこいい!!!」と自分に酔っていたと、正直思います(笑)
挑戦、学び、人と話すことが本当に好きなんだと語学学校に行ったからこそ、自分の性格を再認識できたと思います。
また、語学学校に行く前に立てた「目標」が何よりも自分の背中を支え、押してくれました。
留学に関わらずですが、「目標」があればそれが原動力(ガソリン)となり、進むべき道も見えてくると思います。立派な目標はいりません。他人と比べる必要もありません。「海外でこんなことできたらいいな」と何か1つ見つけると、海外生活が楽しくなりますよ。
3:就活とインターン
わたしはカナダでコープ(Co-op)留学も経験しました。
コープ留学とは、座学と就労がセットとなったプログラムで、今カナダでは大人気の留学方法です。座学で学んだことを、実戦形式でも学べるなんて、なかなか出来ないことです。
わたしもこの魅力に惹かれて、2年目は学生ビザと就労ビザを取得し、コープ留学を開始しました。
実際に立ちはだかった壁は、高く、分厚かったです。
一見魅力的なプログラムですが、現実はそう甘くないんです。想像よりもはるかに甘くないんです。
専門科目を6カ月、1年しか学んでいないことを、就活の武器に出来ると思ったら、大間違いなんです。。。そして英語力がそこそこな場合、もっと厳しくて、なかなか就活はうまくいきません。
カナダ人を雇うのではなく、日本人を、わたしを雇う価値とは?そんなことを毎日考えました。
わたしの場合、
ネイティブレベルに達していない英語力
学んだ専門科目に関する職歴(経験)がない
この2つがなによりも、仕事を得るのに高く、厚い壁でした。
海外で生きていくって、本当に難しい。本当に生半可な気持ちじゃ足りないんです。
でも、それでも必死になるしかないし、どうにかしなくちゃいけないんです。どうにかして道を切り開く必要があります。
参考になるかはわかりませんが、わたしはインターンシップを無給ですることを選び、経験を手に入れることを優先しました。
わたしにはそれだけが選択肢でした。正解かは分かりませんが、今思うと、無給でインターンシップをすることはおすすめしません。。。
というのも、バンクーバーは本当に物価が高いので、貯金がなかったわたしには本当に苦しい生活を送っていました。もし、お金に余裕があるのであれば、やってもいいかもしれませんが、そうでなければやめましょう。
経験を得ても、お金という精神安定剤にはならないし、お金が減れば、自然と不安はつのります。そんな状態で仕事なんてできないんです。わたしは3か月無給で働きましたが、最後の方は毎日泣きながら仕事をしていました。
だから無理にやらなくてもいいのかなと思います。
その先に未来があるのであったり、やる価値が見えていたりしてるのであれば話は変わりますが。
でもこれが、留学の現実。大学卒業して、カナダに留学したわたしはこんな感じでした。たくさん学び、たくさん泣いたカナダ留学。
留学の参考になればいいなと思います。
では、また次の記事でお会いしましょう。
Vol.4
こり
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