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立ち止まってもいい

いつからか「止まってはいけない」といった感情が芽生えていたわたしにとって、何かをやめるのが怖かった。

いや、何かをしていないといけない、そんなことを思っていたからか、何かをやめるのは怖かった。正直、めんどくさいときもあった。

高校を卒業すれば、当たり前のように大学進学。
大学を卒業すれば、当たり前のように働き始める。
良いパートナーを見つければ、結婚をし、子供を授かる。

なんだか、人生の選択肢はたくさんあるはずなのに、次から次へとわたしたちは進んでいかなければならない。

友だちが結婚したから、焦り始めている。
周りが良い給料だと焦る。
なんだか自分の周りの人たちだけが成功しているかのように見えて焦る。

自分の人生の選択肢だけを考えたいはずなのに、雑音ばかりが気になって、本当に自分がしたいことが見えなくなってしまう。

これもしなきゃ。あれもしなきゃ。

本当にそうなのだろうか。本当にそれは自分が望んでいることなのだろうか。周りの意見も大事だが、「うるさい、自分がこれをしたいのだからするの!」と言い切れるほどのものだろうか。

分からないのであれば、立ち止まってもいいのではないのだろうか。

立ち止まることは簡単ではないが、でも立ち止まっているときにしか見えないものがたくさんある。

仕事を休んでみたり、実家に帰ってみたり、ひたすら好きなことだけに没頭してみたり。

とにかく雑音を入れない環境を作ることが大事。
家にいると家事やしなくちゃいけないことが見えてくるから、家にずっといることはおすすめしない。どこか行ったこともないところに行ってもいいんじゃないかな。

立ち止まっているように見えて、意外と立ち止まっていないから。

次に進む準備をしているだけなのだから、勇気をもって立ち止まってみては。

では今回はこの辺で。
また次回の記事でお会いしましょう。

Vol.30

こり


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