見出し画像

怒り、という人間のガソリン

かつて、言いたいことを言えない子どもでした。

考えていることがあってもどうしても黙ってしまう。親の前で1時間以上、何も言わずにいた事もあります。

月日が経ち20歳を超えても、社会人になっても、人に対して何か思っても感情をぶつけることが苦手な時期がありました。(周りからはどう見られてるのか、分かりませんが)

そう、僕はあまり怒れなかった時期があります。

それはなぜか?

ムカつくことはあっても、怒ることに対する申し訳なさが勝っていたからだと思っています。

なぜ申し訳ないと思ったのか。

きっと、自分の中でやりきれてないという想いがあったからではないか、と今は思います。

「怒り」の解像度が上がったキッカケ

「最近、note書けてないんじゃないですか?」

自分自身もどこか停滞してるような感覚がありました。それを指摘され、とても苦い気持ちになりました。

痛いところを突かれて、ふつふつと湧き上がるものがありました。

何か始める時のトリガーは、悔しさだったりします。怒りは、人にエネルギーを生み出します。

また、人は怒りの矛先が向けられると、無意識に距離を置きます。最近にも、怒り出した瞬間に人が離れていく経験がありました。

怒りが持つエネルギーには、人を動かす大きな力があります。

物理学で、「エネルギー保存の法則」というものがあります。辞書にはこう書かれています。

エネルギーが物体から物体へ移動したり,形態が変わったりするとき,その総量は変化しないという法則。
百科事典マイペディア

もしかして、人も同じことが言えるのではないでしょうか。

怒りとは強い感情だからこそ、大きなエネルギーを持っている。そして、人から受けた怒りのエネルギーを、発散するかのように行動に移していく。その繰り返しなのかもしれません。

もしも、地球上にあるエネルギーの総量が決まっているのだとしたら、輪廻転生を繰り返しながら、高エネルギータイプの人と、低エネルギータイプの人に分かれるのかもしれません。

以前より、人のタイプは、

自分で燃えることができる「自燃タイプ」10%
他人から燃やしてもらう「他燃タイプ」30%
そもそも燃えづらい「不燃タイプ」60%

の3つに分かれると思っています。自燃タイプの人が一番少ないように思います。

そして、僕が思う自燃タイプのガソリンは、「怒り」です。

毎日もっと良くならないか、もっとできることはないかと考える中で、時に想いのギャップにもがき苦しみ、想いが爆発して「怒り」になる。

自らを突き動かすエネルギーも怒りという感情だと思うのです。

怒りの感情は、良くも悪くも

最近の僕は、すこし怒っています。

Twitterで #おこレポ という食レポをしています。
それは、素敵すぎるお店への悔しさと、もっと知られてくれよという感情です。

怒ってみて気づいたことがたくさんあります。
そんな自分が考えた「怒り」という感情について。

ふと考えました。
Twitterでもリアルでも、良くも悪くも怒れるようになったのは、なぜだろう。

それは前よりも日々やり切れている感覚があるからかもしれません。もっとやらないといけないですが、毎日良くしたいという想いを持って日々歩めている。

そして、自分1人ではできません。今の僕は、他燃タイプだと思うからです。
先頭を切って道をつくる人がいて、同じ想いを持った仲間がいる環境のおかげだと思います。

やはり、環境が人を変えるのです。

怒りについて書いていたら、なぜか感謝してしまいました。情緒不安定かよ。

もっと「怒り」を使いこなせたら、もっとやれることは増えるはず。
それは良くも悪くも、人の心を動かすのですから。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?